▼書籍のご案内-後書き

『中医臨床のための常用生薬ハンドブック』あとがき

 
あとがき


 旧版を出版して30年が経過した。多くの読者を得るも絶版となって久しい。再版を望む声もあり,今回「新装版」として出版されることとなった。旧版のハンドブックという体裁を踏襲しつつ,蜂蜜を除くすべての生薬にイラストを加えるとともに基原を追加し理解のたすけとした。さらに細かな修正を加え使い勝手を改善した。
 以前に比べると漢方製剤を処方される方々は増加したが生薬1味ごとの匙加減についてはいまだにハードルが高いようである。本書が生薬処方の理解のたすけになれば幸いである。
 旧版は前会長・伊藤良のもと,森雄材が下原稿を作成し会員の討論修正で完成した。すでに物故者となられた両氏をはじめ,旧版成立に尽力された方々に心から感謝を捧げる。
 また,辛抱強くご協力いただいた東洋学術出版社の井ノ上匠氏にも深く感謝を申しあげたい。


神戸中医学研究会