▼書籍のご案内-目次

老中医の診察室


序 金寿山
はじめに 柯雪帆
凡例
第一回    老人性肺炎  大葉性肺炎を風寒感冒と弁証する
第二回    心不全 心不全を「心気病」と弁証する
第三回    重症呼吸不全 呼吸不全に瀉下剤を投与する意外性
第四回    急性腹症 中西医結合治療が奏効
第五回    慢性の発熱 痰火や血熱になぜ温薬を投じるのか
第六回    発 熱 湿熱をめぐる歴代各家の論争
第七回    筋萎縮症 脊髄炎を補肝腎と清化湿熱で治す
第八回    難治性結核 多様な症状を五行理論で分析
第九回    胃 痛 陰虚か陽虚かで針麻酔効果は違ってくる
第十回    風 邪 李東垣の陰火説を難病治療に応用
第十一回   膵臓癌 中医学の弁証と弁病について
第十二回   好酸球性肉芽腫 この難病に中医学の内治法で対処する
第十三回   原因不明の腹痛 難解な腹痛が「木克土」であっさりと解決
第十四回   めまい四例 痰・火・風・虚から本質をさぐる
第十五回   めまい六例 めまいの病因は多種多様
第十六回   リウマチ性心疾患 虚労治療の三つのポイント
第十七回   不整脈 傷寒論の薬用量をめぐって
第十八回   書字痙攣と舞踏病 風痰と虚実からけいれんを弁証
第十九回   胃腸病三例 半夏瀉心湯をベースにして胃腸病三例を治療
第二十回   消化器疾患 寒熱夾雑証は脾胃にだけおこるのではない
第二十一回 腫 瘍 X線写真に映った陰影の正体は?
第二十二回 上気道感染 黄耆がもつ扶正去邪の作用
第二十三回 虚弱体質 炙甘草湯をめぐって薬用量を考える
第二十四回 起立性低血圧症 陰陽失調に温薬と涼薬を併用する
第二十五回 狭心症 両刃の剣となる相反薬
第二十六回 心筋炎と狭心症 胸は痛むのか痞悶するのか
第二十七回 心筋炎 時間を経過してから発病する伏気温病
第二十八回 心疾患の妊婦 赤ちゃん、無事に誕生
第二十九回 喘息と気管支炎 標治と本治、いずれを優先するか
第三十回   めまい 西医薬を併用したときの注意点

人名解説
あとがき  王建平 跋李炎