中医学の東洋学術出版社：中国最新情報

　 　香港から中医学の研修生や学部段階での実習生を多く受け入れている上海中医薬大学で、2003年12月12日に上海中医薬大学の童瑶副校長が香港大学中医薬学院の院長として赴任することになった。2004年1月より正式に院長として香港での仕事が始まる。香港と上海との間では学術交流や人材交流が盛んで、今回もその典型的な例として、現地でも報道されている。一方で、香港では大陸の学歴で中医師の資格試験が直接受験できるなど、関係が深まっている。しかし、庶民の間で中医学に対する信頼や、滋補などの概念がよく知られているわりには、まだ香港には中医学専門の病院がなく、学生の実習などには大陸の協力が不可欠な状態だ。上海中医薬大学としては、さらにバックアップしていく構えだ。　

出典：青年報　2003年12月12日