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針灸が適用できる疾患は461種類、天津での研究 

 天津中医薬大学第一付属医院、全国針灸臨床研究中心副主任の杜博士らのグループでは、これまで4年間にわたって、針灸が適用できる疾患についての研究を行っている。

 この中で、針灸は16に分類される461種類の疾患に対して治療効果があるとし、そのうち、西洋医学での病名は338種類、西洋医学での症状名は73種類、中医学の症名に関しては50種類になるとした。

 針灸治療は、おもに人体の経絡システムや神経系を刺激することにより、治療効果を発揮するが、一般的に機能障害などに効果が優れていて、運動・感覚の障害や痛みにその特色を発揮する。

 経穴はその多くが体の表面に存在するため、針灸の刺激を与えると、まず皮膚や筋肉で反応が起こる。そのため、運動系や蕁麻疹や神経性皮膚炎など皮膚病に関しての作用は優れいている。
 一方で、経穴は主に神経が豊富に集まっているところにも多く、信号を伝達するためにも針灸は重要な働きを持つ。そのため、消化器や泌尿器などにもその効能改善に役割を果たす。

 2002年に杜博士らのグループはすでに針灸治療に対しての病気の治療ランキングを示し、針灸だけで治療できる疾患、針灸を中心に治療できる疾患、針灸を補助的に利用して治療できる疾患と3つに分類した。 

出典:新華社 天津2006年10月11日 
担当:山之内 淳


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