中医学の東洋学術出版社：書籍のご案内

『宋以前傷寒論考』は，今後『傷寒論』についてものを言おうとする人が必ずを引用して，この本にはこう書いてあると書かねばならない本となったと思います。
工具書として，岡西為人先生の『宋以前医籍考』，小曽戸先生の『中国医学古典と日本－書誌と伝承』に引きつづき，岡田・牧角・小高先生の『宋以前傷寒論考』は必ず引用したうえで，自分はこう思うという意見を言わねば，今後，『傷寒論』については，何も言えない本だと思います。
その前となると，多紀元胤の『医籍考』，森立之『経籍訪古志』でしょうか。
この本はそれに匹敵する業績，いやそれ以上であると私は思っています。
それくらいすごい本です。　　

(静岡県立こども病院・松岡尚則)

(愛知県，Ｍ医師)

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