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   <title>李世珍先生の針</title>
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   <title>「李世珍の針」講習会実力養成コース（終了）</title>
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   <published>2007-03-22T07:53:48Z</published>
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   <summary>去る７月30日と８月６日の２日間にわたって，東京都・八丁堀の東京医療福祉専門学校...</summary>
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      去る７月30日と８月６日の２日間にわたって，東京都・八丁堀の東京医療福祉専門学校で，「李世珍の針」講習会（主催：東洋学術出版社）が開催された。７月30日の講習を白川徳仁先生（針灸治療院・呼泉堂）が，８月６日の講習を関口善太先生（中醫堂関口薬局・関口鍼灸院）がそれぞれ担当し，模擬患者や症例を使った講習が行われた。受講したのは，７月30日が21名，８月６日が17名。両日ともきわめて実践的な内容で，「実力養成コース」の名にふさわしいたいへん密度の濃い講習会であった。


      <![CDATA[■津液病に対処するための実技講習・症例討論
　白川先生の講習は，津液病の代表穴とそれに配穴する副穴を使った実技講習・症例討論であった。参加者は，実際の臨床現場に即した形で患者情報の収集を行い，弁証・配穴・手技にいたる一連の弁証論治の過程を，自らの頭で考え，そして体験した。　検討する症例は，白川先生の経験症例（主訴：口渇）と模擬患者（主訴：禿げ）を使った２例であった。
　午前中に症例を提示。参加者は任意で聞きたいことを質問して問診を行い，模擬患者には脈診・舌診も行った。さらに，この日の代表穴となる復溜と陰陵泉を中心に，白川先生が参加者全員に刺針した。この際，１つのベッドで順番に刺針を行い，他の参加者がそのまわりを取り囲んで，手技の様子を見学しながら，さらに臨床上の疑問点を講師に質問した。この参加者全員への刺針はたっぷり２時間をかけて行われたが，手技に関しては，参加者の皆さんもたくさんの疑問や悩みを抱えているようで，経験豊かな講師に直接疑問をぶつけて，答えをもらうことで，きわめて実践的で，密度の濃い時間になったようだ。
<center><img alt="白川先生の講習" src="http://202.164.238.180/hari/ri15-5.jpg" width="467" height="250" /></center>

<center>できるだけ実際の臨床現場に即したやり方で講習が行われた</center>


　昼食の休憩時間を利用して，午前中の症例の弁証を各自で考え，午後からは各症例の弁証・配穴の発表を行った。発表に際して，白川先生からていねいな解説があり，臨床に即した脈診・舌診のコツや，弁証配穴の考え方についても語られた。
　症例１は，肝腎陰虚と弁証し，復溜（補）と内庭（瀉）を配穴。症例２は，肝胆湿熱と弁証し，百会・風池・陰陵泉・行間（あるいは太衝）を配穴した。症例２については，模擬患者に対して白川先生が刺針を行うデモンストレーションが行われた。
　最後に，参加者同士が２人１組になって，この日のメインのツボである陰陵泉と復溜を中心に刺針し合った。その間，白川先生とアシスタントの先生が各ベッドを巡回し，正しく取穴できているか，捻転手技ができているかを見てていねいな指導を行った。
<center><img alt="白川先生の講習：二人一組で" src="http://202.164.238.180/hari/ri15-5.jpg" width="525" height="250" /></center>

<center>２人１組になってお互いに刺針し合う</center>


■気病に対処するための実技講習・症例検討

　関口先生の講習は，気病の代表穴とそれに配穴する副穴を使った実技講習・症例検討であった。検討する症例は，２例とも関口先生の経験症例であった。症例１は，主訴が左上腕外側痛・左肩甲骨内縁～上縁部の疼痛・両手指橈側・左足指の麻木。症例２は，腰部の違和感（パンツのゴムが食い込んでいる感覚）・背部～項部にかけて現れる血流感および頭の揺れ感であった。
　午前中，参加者は４人１組のグループに分かれて，各症例の弁証について討論。意見を集約して各グループの意見として出し合い，各グループの見解を相互検証した。こうしたグループ討論では，グループ内で自分の考えを発表することで，自らの病態認識・配穴理由の整理ができるとともに，他人の思考方法も聞けて，たいへん参考になったようである。
<center><img alt="関口先生：グループ討論" src="http://202.164.238.180/hari/ri15-7.jpg" width="500" height="250" /></center>

<center>４人１組のグループに分かれてグループ討論</center>


　午後からは，同じく各グループで配穴処方を討論した。配穴と選穴理由を発表し，意見交換が行われた。その後，各症例について，関口先生が実際に使用した処方を発表した。症例１は，陽気損耗（発症時は陽気亡脱）・推動無力・気血阻滞と弁証し，合谷・足三里（補）＋三陰交（先瀉後補）＋大杼を配穴。大補元気をはかる配穴として，患部が頸椎であることを考慮して，益気昇提できる補中益気方（合谷・足三里）を中心に配穴した。症例２は，気滞経脈・肝風内動・心絡?阻と弁証し，太衝・陽陵泉・三陰交・風池（瀉）を配穴。腰部の違和感に対して気滞経脈の太衝を中心に配穴した。
　関口先生による処方の解説の後，参加者は２人１組になって，それらの処方を使って相互に施術を行った。その間，関口先生がそれぞれのベッドを巡回し，施術の指導を行うとともに，各人に関口先生自ら刺針を行い，参加者全員が講師の手技を体験することができた。
<center><img alt="見解を相互検証" src="http://202.164.238.180/hari/ri15-8.jpg" width="470" height="250" /></center>

<center>グループ討論で集約した見解を黒板に書き出し相互検証</center>


■臨床的センスが磨かれる講習会

　講習会終了後，ほぼすべての参加者から，講習の内容に満足したという声が届けられた。とりわけ多かったのが，この講習会では，書籍では学べない臨床に直結した内容を多く吸収できたという声だ。「基本的な知識は本を読めばある程度理解できるので，先生方がいかに臨床でこの針を自分のものにしているか，具体的にどのように使われているのかがわかり，とても参考になった」「本で勉強すれば足りるような内容の講習ではなく，弁証や刺針についての臨床的なセンスが磨かれるような講習会だった」「今回は陰陵泉の刺し方（方向・角度・深さ・ひびき方）や補・瀉のときの得気の感じ方の細かな所など，本には書かれていないことがたくさん聞けて勉強になった」「臨床で，どのように『李世珍の針』を活用されているのかが聞けてよかった」という声が寄せられた。
　また，期待を上まわる内容だったという声もたくさんあった。「得気を得られないときどう対応されているかまで教えていただけるとは，期待以上でした」「講師の刺針を自分の身で経験できることは，受講生にとって貴重な財産になる」「受講生と先生とで相互に進められる講義はすばらしい」「討論することによって，思考過程を整理することができた」という声が寄せられた。




<center>＊</center>


　臨床力をつけるための講習会が渇望されている。講習会後に参加者から寄せられたアンケートをみると，そこからは臨床家としての切実な声が聞こえてくる。今回のような「実力養成」のための講習会を，東京以外の地域でも広く開催していく必要を強く感じた。さらなるステップアップをはかりたいと希望している臨床家のみなさんの声に答えるべく，今後は大阪や九州でも同様の講習会を計画している。
　　
　
 



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   <title>第２回「李世珍の針」講習会（実力養成コース）のお知らせ【終了】</title>
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   <published>2007-03-22T07:45:31Z</published>
   <updated>2007-03-23T01:44:32Z</updated>
   
   <summary>来る2006年７月30日（日）と８月６日（日）の２日間，第２回「李世珍の針」講習...</summary>
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         <category term="01)お知らせ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chuui.co.jp/hari/">
      来る2006年７月30日（日）と８月６日（日）の２日間，第２回「李世珍の針」講習会（東洋学術出版社主催）を開催いたします。
      <![CDATA[<img alt="李世珍先生" src="http://202.164.238.180/hari/ri_a12_25.jpg"<img scr="ri_12_25.jpg"align="right"hspace="20" width="100" height="100" />
今回の講習会は，「李世珍の針」の「実力養成コース」（中級篇）になります。臨床的に確かな成果をあげる力を養うための講習です。
　証タイプ別に「李世珍の針」の代表穴を取り上げて，症例を使った実践形式で講習します。今回の講習会では，下記の参加条件にある重要穴20数穴の中から，津液病（あるいは気病）に用いる代表穴を１～２穴選び，さらにそれと配穴する副穴（数穴）に絞って実技講習・症例討論を行います。

講習の進め方：
　講習会では，津液病（あるいは気病）の症例を，虚実各１症例ずつ取り上げます。午前中に症例を提示し，昼休み中に参加者の皆さんに弁証論治を考えていただき，午後から講師がモデルを使って弁証論治と手技の解説つき実演を行います。講師との活発な症例討論を展開してください。また，それぞれの代表穴には，講師が参加者全員に刺針を行い，講師の針を体験してもらいます。


スケジュール：
開催日 講師 内容 
７月30日（日）
9：00－17：00 　白川徳仁先生 津液病（陰虚・痰湿）の代表穴と，それに配穴する副穴を使った実技講習・症例討論 
８月６日（日）
9：00－17：00 　関口善太先生 気病（気虚・気滞）の代表穴と，それに配穴する副穴を使った実技講習・症例討論 
＊ 午後の実技および討論に備えて，昼食は早めにとります。
＊ 代表穴・配穴は参加条件〈２〉の経穴が主体となります。


参加条件：
〈１〉中医基礎学・中医診断学を理解していること。
　（症例討論中に基礎的なことがわからず質問することは，ご遠慮ください）
〈２〉以下の20数穴は重要穴として『臨床経穴学』記載の内容を学んでおくこと。
　重要穴：後谿・外関・合谷・曲池・内関・間使・太淵・尺沢・神門・委中・崑崙・陽陵泉・丘墟・足三里・豊隆・陰陵泉・三陰交・太衝・太谿・復溜。そのほか背兪穴・中脘・気海・関元・大椎・命門など。
〈３〉講習会までに手技の訓練をしておくこと。
　これまで操作の指導を受けたことのない方は，ムック『李世珍の針』のCD-ROMを参考にして，両手とも３分間以上連続操作できるよう訓練しておくこと。
　

●会場：東京医療福祉専門学校（新校舎）
〒104-0032　東京都中央区八丁堀1-11-11 　　　　　＞＞＞会場の地図

●参加費：10,000円（1日のみの参加の場合は6,000円） 

●定員：30名ずつ

●申し込み：東洋学術出版社・イノウエまで
　TEL：047-335-6780　／　FAX：047-300-0565

　＊ここをクリックすると申込みのページへ行きます＊

　　
　
 



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   <title>「李世珍の針」交流会が開催されました。</title>
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   <published>2006-10-03T06:19:10Z</published>
   <updated>2006-12-11T01:25:34Z</updated>
   
   <summary>　2005年10月16日（日），東京都千代田区の全電通労働会館において，「李世珍...</summary>
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         <category term="02)リポート" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chuui.co.jp/hari/">
      　2005年10月16日（日），東京都千代田区の全電通労働会館において，「李世珍の針」経験交流会が開かれました。参加者は，司会の兵頭明先生をはじめ，鎌田剛先生・白川徳仁先生・関口善太先生・徳地順子先生・新国豊先生・野口創先生の７名。この経験交流会では，「李世珍の針」の効果を再認識してさらに普及するために，それぞれの経験にもとづいて活発な意見交換が行われました。
      <![CDATA[　<center><a href="http://202.164.238.180/hari/koryu.jpg"><img alt="koryu.jpg" src="http://202.164.238.180/hari/koryu-thumb.jpg" width="250" height="127" / alt="司会・兵頭明先生 鎌田剛先生 白川徳仁先生 関口善太先生 徳地順子先生 新国豊先生 野口創先生"></a></center>


<strong>■ いま，なぜ経験交流会なのか</strong>

　李世珍先生と李伝岐先生を迎えて大規模な講演会が開催されたのは，2002年７月11日から８月20日までの，酷暑の40日間でした。大小25カ所で開かれた講演会と講習会のいずれもが満員で大成功を収めました。あれから３年あまりが過ぎました。今，日本の針灸臨床の現場で，この針はどれほど活かされているのでしょうか。この経験交流会では，「李世珍の針」の効果を再認識しさらに広めていくために，日常臨床でこの針を実践する先生方にお集まりいただきました。
　この交流会は，当日集まった７人の先生方を核として，①「李世珍の針」の認識を共有して，②日本におけるこの針の意義をしっかりと確認し合うことが目的です。そして次のステップとして，この針を全国に啓蒙・普及する「『李世珍の針』講習会」の開催につなげたい考えです。
　以下は，この交流会で意見交換された内容です。

<strong>■ 「李世珍の針」の特徴</strong>

　１．最大の特徴は配穴
　２．手技を施すことで効果を上げる
　３．手技の特徴
　４．針の太さ
　５．刺入法
　６．捻転の回転方向の矛盾
　７．刺激量

<strong>■ 「李世珍の針」は痛くない針か</strong>

　１．ひびきと痛み
　２．心地よい針か
　３．切皮痛を防ぐ技術の向上

<strong>■ 日本における運用</strong>

　１．日本にあったアレンジが必要
　２．「李世珍の針」は手技だけではない

<center>下の写真：お互いに「李世珍の針」を打ち合い，経験を交流する
<a href="http://202.164.238.180/hari/ri_koryu4.jpg"><img alt="ri_koryu4.jpg" src="http://202.164.238.180/hari/ri_koryu4-thumb.jpg" width="200" height="399" /></a></center>


<strong>■ 「李世珍の針」をどう普及するか</strong>

　「手技を学ぶ場所がない」「学校を卒業し資格を取得したが，臨床に立つ自信がもてない」という声をよく耳にします。
そうした声に対して，当社では，「李世珍の針」を，臨床で自信のもてる針，鍼灸師の「十八番」にして欲しい針として紹介してきました。その針を学ぶ教材として，すでに李先生の著書『臨床経穴学』『中医鍼灸臨床発揮』をはじめ，これらの書籍を活用するための手引書としてムック『李世珍の針』も発行しています。
　「李世珍の針」の真髄は弁証にあります。しかし，関口先生が交流会のなかで，「まず弁証を身につけてから手技を学ぼうとしても，時間がかかりすぎる」と指摘されましたが，弁証のトレーニングと平行しながら手技の鍛錬を積むやり方が，早く臨床力が身につき，やる気も継続すると期待されます。
この交流会に参加した先生方を中核として，全国に講師を派遣して「『李世珍の針』講習会」を展開できれば，多くの学生の助けになると期待しています。

<p align="right">記事の詳細は，『中医臨床』103号104～109頁に掲載しています。</p>
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   <title>ここから新しい世紀が始まります</title>
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   <published>2006-10-02T07:07:21Z</published>
   <updated>2006-12-11T01:25:57Z</updated>
   
   <summary>　当社が発行する『臨床経穴学』（原書名：『常用腧穴臨床発揮』　訳者：兵頭明）の著...</summary>
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         <category term="01)お知らせ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chuui.co.jp/hari/">
      　当社が発行する『臨床経穴学』（原書名：『常用腧穴臨床発揮』　訳者：兵頭明）の著者・李世珍先生と李伝岐先生を，今年（2002年）の夏（７月11日～８月20日） 40日間にわたってお迎えすることになりました。そして，６月20日に発売予定の両先生の２冊目の大著『中医鍼灸臨床発揮』（原書名：『針灸臨床弁証論治』）の出版を記念して，東京・大阪を中心に20数回の大講演会と中・小の講習会が開催されます。
      <![CDATA[<strong>李世珍先生とはどんな先生？</strong>

　李世珍先生は，『傷寒論』の著者・張仲景の生誕の地，河南省南陽市にある張仲景国医大学の針灸名医であり，教授です。また今回同行される李伝岐先生は，李世珍先生の息子さんで，家伝5代目にあたられ，同じく張仲景国医大学で教鞭をとっておられます。
　李世珍先生は，４代にわたる家伝の針灸を受け継いでこられた上に，新たな発展を加えられました。その最大の特徴は，針灸における弁証論治の体系を強調されたことです。針灸の弁証論治の体系が強調されるようになったのは，新中国になってからですが，その初期に主張されていたのが李世珍先生であったというお話を聞きます。

<strong>針灸弁証論治を強調</strong>

　先生の針灸弁証論治の体系は，先生の大著に遺憾なく発揮されています。全編にわたり弁証論治の実質が説かれています。皆さんは，弁証論治という言葉を耳にされたことがあると思いますが，本書を通じてその実質を知ることができると思います。とりわけ「理―法―方―穴―術」の一貫性は見事です。

<strong>衝撃を与えた臨床の指導書</strong>

　この大著が中国で発行されたときには，中国針灸界に少なからぬ衝撃を与えました。印刷事情もよくなかった80年代に出された本としてはボリュームからして際だっていました。北京でお会いした中国の医師たちに話を聞くと，このような場合，人を評価することには躊躇する人が多いのですが，みな口を揃えて「いい本だ」と高く評価していました。当時は李世珍先生もそれほど有名な先生でもありませんし，むしろ中国の人も書物から初めて名前を知ったくらいだと思います。

<strong>兵頭先生の慧眼とご苦労</strong>

　兵頭明先生が本書を見つけて翻訳・出版されたのは1995年。一人でよくもこのような大部の本が翻訳できたものだと心底から感心したものです。その苦労・努力はいかほどのものか，想像もつかないほどでした。
　本書が出版されて以来，すでに2,500冊が発行されています。当時定価が18,000円と極めて高額な本でしたが，これほど多くの読者が求められるとは想像もつきませんでした。そのため限定本に近い定価をつけたのですが，後から兵頭先生から本書は日本針灸教育の歴史のなかで重要な位置づけの本になるので，なんとか定価を安くしてほしいという強い要望があり，印刷屋さんと相談をしてコストを切りつめ，並製本にして現在の定価にしたという経緯もあります。

<strong>中医針灸臨床の手引き書</strong>

　兵頭先生は，天津中医薬大学と共同出版した『針灸学』シリーズ三部作（基礎篇・臨床篇・経穴篇）で，ほぼ中医針灸学の基礎知識の大枠を完成したのち，弁証論治にもとづく臨床学習の手引き書として本書を位置づけ，非常に重視してこられました。しかし，この段階ではまだ知識の提供に終わっていましたが，これ以降，変化が生まれてきました。

<strong>留学生が南陽まで学びに行く</strong>

　中国へ留学した学生たちが，留学期間が終了した段階で，臨床力を身につける目的から，自ら南陽まで足を伸ばして李世珍先生の診療所へ研修に行き始めたのです。南陽といえば，飛行場はあるにはありますが不定期便です。やむなく汽車で北京から片道1８時間をかけて行きます。本当に田舎です。設備も整っていません。そんな場所へ行く学生が１人２人ではなかったのです。もう20人，30人という留学生，あるいは直接日本から噂を聞いて研修に行く針灸師が増えていきました。

<strong>愛媛中医研が大決断で李世珍先生を迎える</strong>

　愛媛中医研の越智富夫先生も南陽へ研修に行かれた針灸師のお一人です。越智先生たちの大決断で昨年９月に李世珍先生をお迎えしての講演会が松山で開かれました。東京や大阪でなく，初めて地方で開催されたにもかかわらず大成功をおさめました。120人の会場に160人が申し込み，20人に入場をお断りせざるをえなかったそうです。李世珍先生の針を学び取るのだという熱気が会場に満ち，近年にない素晴らしい講演会になりました。そして，この大会が引き金になりました。

<strong>追試して効果を実感！</strong>

　皆さんは，あの大部の『臨床経穴学』をどう学んでこられたでしょうか。おそらく苦労して読んでみたが，それを実際に運用した際に，思わしい効果が得られずに，投げ出してしまわれた方も多かったかもしれません。ところが，愛媛で臨床家たちが李世珍先生の実際の臨床に触れたことが，大きな変化を生み出すことになりました。
　参加者のなかから，まずツボの少なさ（３～４穴）に驚いたという声が伝わってきました。また，帰ってから自らの患者に追試をしてみたら，「ものすごい効果が出た」「患者が気持ちのよい鍼だという」「こんなのは初めてだ」と驚きの声が寄せられました。その声は１人２人だけではありません。複数でした。これまでとはまったく違う嬉しい反応です。ぜひ李世珍先生をお呼びして，直接じっくりと学ばせてほしい，実務は自分たちでやるから，ぜひ東洋学術出版社に呼んでもらいたい，という強い要望が寄せられました。

<strong>李世珍先生を迎える実行委員会</strong>

　現在，当社が主催ではありますが，実質的には各研究会の有志が中心になって李先生をお迎えするための準備が着々と進められています。いわゆる「草の根運動」です。今年１月27日に第１回連絡会議が開催され，東京のいくつかの研究会を代表して13名が参加，３月17日には新しい研究会も加わって第２回連絡会議が開催されました。多くの方々が，献身的に準備活動に参加されています。このような取り組みは初めてではないでしょうか。
具体的な講演会・講習会の企画は次のホームページでご覧になれます。
http://www.nexsite.net/li-daifu/plan.html

　東京（７月14日）・大阪（８月４日）で大きな講演会が開かれます。会場は大きい会場が予定されています。できるだけ多くの針灸家に参加していただきたいと思っています。全国の先生方の総力を挙げた立派な講演会になるよう，皆さんのご協力をお願いいたします。
そのほか，40日間の期間中に22回の中・小の講習会がおこなわれます。ここで，徹底的に李先生の針灸治療の真髄に触れていただくわけです。

<strong>「虎の子」をはたいても</strong>

　これまで中国の名医を迎えて，一定期間に集中して徹底的に学ぶというようなチャンスは，あまりありませんでした。今回，皆さんがこのチャンスを利用して講習会に参加され，李世珍先生のノウハウを徹底的に学び取っていただきたいと思います。
　李世珍先生も大変ご高齢です。このようなチャンスはもうないかもしれません。もし南陽まで行けば数十万円という費用と時間が必要になります。今回の講習会は，思い切って「虎の子」をはたいてでも学んでいただく価値があるものと思います。「匠の技」を習得するための代価とお考えください。
　
<strong>「痛い中国針」が「心地よい針」に大化け！　ほんと？</strong>

　これまで「中国針」は痛いものと思いこまれてきました。「弁証論治は取り入れるが，使う針は細い針で」――これが一般的でした。しかし，太い針でも患者に合った配穴と補瀉手技を行えば，かえって「ソフトな心地よい針」になるといわれます。最近，私も李世珍先生のやり方で針治療の体験をさせてもらいましたが，手技は実にソフトで，得もいえぬ快感を感じました。もちろん刺入時はいつ刺入されたのか気づかないほどです。このような中国針があるのだ，とはじめて感動さえも覚えました。
研ぎ澄まされた弁証と厳密な選穴，補瀉手技の時間の設定，これがすべてを決定します。補瀉手技の時間も，時には，補の手技が10分に及ぶこともあります。李世珍先生の針はこれまでの常識を覆すものです。
刺入後の操作が心地よい感覚を患者に与え，治療効果がその操作によってより有効に発揮されるのであるとすれば，置針だけで済ませるこれまでのやり方では，大事に育てた果実を食べずに捨てるようなものといえましょう。

<strong>中医針灸学は優れた治療技術</strong>

　ほんらい，中医針灸は疾病治療のための優れた高度な技術です。日本社会において，もっともっと威力を発揮し，医療界に貢献して当然な内容をもっているはずです。しかし，日本ではまだ十分な力を発揮できていません。「太くて痛い針」とか，「理屈は優れているが，臨床はイマイチ」などと揶揄されることもあります。それもやむを得ない事情がありました。中医針灸学が日本に導入されたのは，ほんの20～30年前であり，それも書物を通じて輸入されてきたものです。師匠もおらず，臨床教育施設もない条件のなかで，独習しながら手探りで臨床に応用されてきたのです。中医学を学ぶ人々のなかでも，「なにか手応えがつかめない」「臨床に応用しても今ひとつ自信がもてない」，といったある種の無力感，閉塞感がつきまとってきたのも事実です。

<strong>こんどこそ中医針灸臨床の真価を身につけよう</strong>

　しかし今回，状況を一変させるような転機が訪れようとしています。２～３時間の講義を１回だけ聴いて終わるのではなく，１ヵ月余にわたって李世珍先生の針をつぶさに学ぶチャンスが生まれました。臨床の手応えを必ず獲得していただけるに違いありません。
　また今回は，以前とは異なる有利な条件も整ってきています。一方的に老中医の話を聴くだけでなく，すでに皆さんが李世珍先生の針を吸収できるだけの十分な力量をそなえてこられていることです。李世珍先生の針を実践に応用して，十分な手応えを感じ取っている方々が，すでに生まれてきています。最近号の『中医臨床』88号にご寄稿いただいた白川徳仁先生の「李世珍先生の針を追試して」は，特筆すべき文章です。この記事を読んだ読者から「まさに目に鱗でした」と感動されたお話を伺っています。皆さん，ぜひとも読んでいただきたいと思います。
そして今回，「李先生を迎える連絡会」のメンバーが，ボランティアで事前に李世珍先生の手技の初歩を教えてくれています。希望される方は研究会を通じて申し込んでください。お互いに助け合う条件ができてきたことは素晴らしいことです。
「今年の夏が過ぎたら，日本の中医針灸の世界に変化が起きている」，そういう状況が生まれることを願っています。
<p align="right">　（2002年５月記）</p>
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   <title>『中医鍼灸臨床発揮』</title>
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   <published>2006-10-02T06:55:46Z</published>
   <updated>2010-06-17T06:37:48Z</updated>
   
   <summary>李世珍・李伝岐・李宛亮著／兵頭明訳 B5判　760頁　並製　定価：本体7,600...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
   </author>
         <category term="03)書籍・論文" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
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      李世珍・李伝岐・李宛亮著／兵頭明訳
B5判　760頁　並製　定価：本体7,600円＋税
日本の中医鍼灸界の閉塞感を取り払う
いまこそ，中医鍼灸の真価を世に問う
日本の中医鍼灸導入史のターニングポイント
      <![CDATA[<center><a href="http://202.164.238.180/hari/image74.gif"><img alt="image74.gif" src="http://202.164.238.180/hari/image74-thumb.gif" width="300" height="211" / alt="中医鍼灸臨床発揮"></a></center>
<br>
<center><strong>基礎理論をベースにした厳密な弁証論治の体系</strong></center>
<ul>
<li type="disk"> 日本は過去20～30年の間，教科書の基礎理論を中心に中医鍼灸学を学んできました。この間，学ぶべき師匠もなく学校も臨床施設もなく，大変苦労をしながら臨床力向上の道を模索してきたことは，読者の皆さんが実感されてきたことです。「中医は理論は優れているが，臨床はいまいち今一」などと揶揄されることもありました。自分でもなかなか自信をもてないできた――これが実情でしょう。
<li type="disk"> しかし，いま，李世珍先生の鍼がその暗雲を吹っ飛ばし，光明を与えようとしています。李世珍先生の鍼は，これまで学んできた中医基礎理論を土台にしながら習得できる中医鍼灸の王道の鍼といえます。厳密な弁証論治，これは不可欠のものです。そのうえで，３～４穴の少数穴への時間を掛けた手技――これに秘密があります。
<li type="disk"> 今年の夏，李世珍先生の鍼を目の前で学ぶことができます。25回にわたる今回の講演会・講習会を転機に，日本の中医鍼灸臨床に大きな変化が生まれようとしています。
<li type="disk"> 追試した人たちは，「すごい効果があった」「患者が心地よい鍼だという」「信頼できる鍼です」と口々に驚きを語っています。読者のこのような反応は初めてです。
<li type="disk"> 本書は，1995年発行の『臨床経穴学』の姉妹篇です。『臨床経穴学』は経穴ごとに臨床への応用を説いてきました。本書は，中医病名ごとにいかに弁証をし，選穴すべきかを実に綿密に説いています。本書は，これからの中医鍼灸臨床の不可欠の指針となるでしょう。
</ul>
<p align="right"><a href="http://www.chuui.co.jp/book/000684.php">☞書籍案内・注文ページへ</a></p>
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   <title>『中医鍼灸臨床発揮』訳者あとがき</title>
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   <published>2006-10-02T06:48:30Z</published>
   <updated>2006-12-11T01:26:38Z</updated>
   
   <summary>兵頭　明...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
   </author>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chuui.co.jp/hari/">
      兵頭　明
      <![CDATA[<strong>本書と『臨床経穴学』（東洋学術出版社刊）の位置づけ</strong><BR>

　ここに『臨床経穴学』につぐ第２弾として，李世珍先生の『中医鍼灸臨床発揮』を紹介できることとなった。本書の特徴は，『臨床経穴学』が治療穴を中心テーマとしながら，常用穴の臨床応用の仕方を提示しているのに対し，弁証論治の仕方を中心テーマとし，膨大な症例を提示しながら臨床証治の法則を述べた点にある。つまり学習した基礎理論と弁証論治を，臨床の実際のなかでどのように応用できるのかを，数多くの実例をもとに紹介している。また治療経過のなかで，病状の変化に応じてどのように対処すべきか，を学ぶことができるようにもなっている。
　著者は400症例以上の医案を提示するだけでなく，医案に対して詳細な検討を加えている。そして，各症例を比較することにより，臨床証治の法則をも提示している。これは我々に臨床に際しての心構えと方法論を示唆したものといえる。<BR><BR>

<strong>医案と教科書の役割分担と関連性</strong>

　医案と教科書，臨床医学書にはそれぞれに役割分担がある。一般の教科書や臨床医学書では１つ１つの病（あるいは証）についての明確な病理分析，典型的な証候，主証の紹介がなされ，鑑別がしやすく，また論治の面においても方穴（薬）には法則をもたせて紹介がなされている。つまり典型的なものが選択され，読者に綱領を提示する役割を担うものが教科書なのである。一方，医案は，常あり変あり，動あり静あり，共通性あり個別性あり，経験あり教訓ありといった具合に，内容は非常に多彩となる。著者によれば，中医基礎理論は尺度となるものであり，臨床応用はこの尺度にしたがった技能である。そして，医案は基礎理論という尺度にしたがって臨床応用した技能の総括である，としている。したがって，医案は基礎理論と臨床をつなぐ重要な役割を担うだけでなく，医案を学ぶことによって臨床応用力を身につけることが可能となるのである。<BR>

<strong>誤治を招く原因</strong>

　本書のもう１つの大きな特徴は，誤治による症例が紹介されていることである。誤治をまねく原因として，四診の不備，弁証の誤り，選穴の誤りという３つの原因を指摘し，それぞれについて実例をあげながら考察を加えている。ここで紹介されている内容は我々にとっても教訓，戒めとしてくみ取ることができるものばかりである。このようなスタイルの医案は中国においても珍しく，したがって非常に貴重なものということができる。<BR>

<strong>「中医医案学」の構築</strong>

　南京中医薬大学の王玲玲院長が指摘しているように，本書はまさに臨床に即した実用書であるばかりでなく，さらに科学研究と教育面において極めて高い価値をもっている。李世珍先生は医案を中医医案学として中医学教育の必修科目にすべきだと提唱されているが，私もその早期実現を切望する１人である。<BR>
李世珍先生は，医案から学ぶ重要性を強調するのみならず，さらに我々が治療した患者の医案を蓄積し，絶えず探究しながら経験の総括を行うことが，我々自身のみならず後学の士にとっても価値があるだけでなく，さらなる法則の発見，法則の説明，そして法則の運用といった面でいっそう価値あるものとなると指摘している。まさにこれこそ中国伝統医学が歴代にわたって歩んできた道程であり，その継承の上に今日があり，そして今日のたゆまぬ努力によって未来を切り開くことが可能となるのである。
　今日まで歴代の医案が果たしてきた役割，そして今後において医案が果たすであろう役割を考えると，まさに著者が提唱しているように，医案が中医医案学として中医学教育の必修科目として導入されるのも，さほど遠い将来のことではないであろう。我々はその実現を待つまでもなく，今ここに『中医鍼灸臨床発揮』を中医医案学として位置づけ，さっそく学習することができるのである。今一度，本書の学習を通じて中医鍼灸学のもつ系統性，一貫性，実用性，再現性を体験習得しながら，本書を各人の臨床の必携書として活用し，臨床に励まれんことを切に希望し，訳者の後書きとする。<BR>

<p align="right">兵頭　明<BR>
2002年５月吉日</p>
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   <title>『中医鍼灸臨床発揮』の「著者まえがき」</title>
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   <id>tag:202.164.238.180,2006:/hari//7.201</id>
   
   <published>2006-10-02T06:43:21Z</published>
   <updated>2006-12-11T01:27:00Z</updated>
   
   <summary>日本語版序文...</summary>
   <author>
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   </author>
         <category term="03)書籍・論文" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chuui.co.jp/hari/">
      日本語版序文
      <![CDATA[<strong>日本の鍼灸医療に従事している皆さんへ</strong><BR><BR>

　孔子は「三人で行けば，その中に必ず師となる者がいる」と述べている。『常用穴臨床発揮』（日本語版：『臨床経穴学』）に継いで，『鍼灸臨床弁証論治』（日本語版：『中医鍼灸臨床発揮』）の日本語版が出版されることとなった。日本における多くの鍼灸医療に従事している先生方から本書に対する貴重な意見を賜り，相互に経験交流を行うことによって長をとって短を補いあい，一緒になって鍼灸医学を広め，人類に幸福をもたらすことができることを，ここに衷心より希望する。<BR>
　鍼灸の発展史から見ると，内経や難経から甲乙経，鍼灸大成にいたるまで，また標幽賦から勝玉歌にいたるまで，鍼灸医学は徐々に系統化，理論化をすすめてきた。しかしその中には「一症一方」，つまり某経穴が某病を治すとか，某病には某経穴を取るといったものが多々ある。さらに後世においては鍼灸に従事する医家が歌賦の影響をかなり受けたことによって，臨床経験の総括を重視するあまり，基礎理論の研究を軽視する傾向にあった。このため鍼灸医学はたえず低い水準を徘徊することとなったのである。<BR>
　1950年代初めの頃であったが，中南衛生部の主催する鍼灸教師班において，私はいくつかの経穴の効能や弁証論治について紹介したことがある。合谷に鍼で補法を施すと補気をはかることができ，復溜に鍼で補法を施すと滋陰をはかることができるといった内容や，合谷と三陰交を配穴して鍼で補法を施すと八珍湯に類似した効果を得ることができるといった内容を紹介すると，会場の専門家たちは驚きをおぼえるとともに非常に新鮮に感じたということだった。その後，何度も全国各地の鍼灸界の諸先輩方，専門家たちと家伝である諸穴の効能，経穴の効能と薬効との関係，弁証取穴，全体治療といった経験について交流を行い，専門家たちから非常に高い賞賛を得ることができた。整体弁治，経穴効能研究の先駆けとして認められたのである。とりわけ『常用穴臨床発揮』の出版は，鍼灸界から鍼灸発展史の上における新たな一里塚となるものであると誉め称えられた。<BR>
　２冊目の『鍼灸臨床弁証論治』を出版したこの３年の間に，中国国内ではまた１つの小さな高まりがまき起こっている。中国各地からの研修希望者がたえないばかりか，国外の留学生も日増しに増えるようになった。南京中医薬大学鍼灸推拿学院は，本書を同学院の大学院生の必修書として指定し，同学院の院長である王玲玲教授はさらに本書にたいして「中医理論研究を運用した近代まれにみるまことに得がたい鍼灸専門書であり，また鍼灸臨床の指導を可能にしたすばらしい専門書である。本書の貴ぶべきところは，五世代にわたる精華を集積し，理論と臨床の実際を結びつけているところにある。つまり実践経験を理論に昇華させ，さらにその理論により臨床実践を指導していることが重要なのである。本書は臨床にそくした実用書であるとともに，さらに重要な点は本書が科学研究と教育面において極めて高い価値をもっていることにある。」と書評を記してくれている。<BR>
　私はすでに古稀を迎え，臨床および教育に従事して50幾年になるが，上述の２つの著書のためにほとんどすべての心血を注いできた。しかしながら「老驥伏櫪，壮心不已」［老いても志が衰えないこと］の気概をもち，現在さらに『鍼灸配穴処方学』を執筆中である。この書は家伝経験の重要な構成部分をなしている。これらの３部書が一体化することによって，先祖伝来５世代にわたる鍼灸経験の全貌を示すことができるのであり，一体化した鍼灸弁証論治の理論体系を構成することができるのである。　私の弟子たちがあいついで育ち私の有力な助手となりえていること，家伝鍼灸事業に後継者がいることは，私にとってこれ以上の喜びはない。<BR>
　最後に『鍼灸臨床弁証論治』が日本で出版され，これが中日医薬文化交流の契機となり，鍼灸医学が人類医薬学のなかでいっそうの役割を発揮することを希望する。<BR>

<p align="right">李世珍<BR>
1999年</p>
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   <title>李世珍先生・李伝岐先生のプロフィール</title>
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   <id>tag:202.164.238.180,2006:/hari//7.200</id>
   
   <published>2006-10-02T06:31:08Z</published>
   <updated>2010-06-17T06:53:43Z</updated>
   
   <summary>【李　世珍先生】 1928年 	10月15日，河南省南陽市に生まれる。張仲景国医...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
   </author>
         <category term="04)プロフィール" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chuui.co.jp/hari/">
      <![CDATA[<strong>【李　世珍先生】</strong>
<a href="http://202.164.238.180/hari/face_riseichinn_color.jpg"><img alt="李世珍先生" src="http://202.164.238.180/hari/face_riseichinn_color-thumb.jpg" width="200" height="152" / alt="李世珍先生"></a>

1928年 	10月15日，河南省南陽市に生まれる。張仲景国医学院針灸教授・主任医師。家伝針灸４代目。
1953年 	中南針灸師資班卒。同年南陽地区人民医院勤務。
1978年 	中国援外医療隊に参加、エチオピアに行く。
1979年 	河南省針灸学会常務理事。
1980年 	南陽地区医院中医科主任。
1981年 	南陽地区中医学会副理事長。
1983年 	南陽地区中医学会理事長、張仲景研究会常務理事。
1984年 	河南省中医学会常務理事。
1985年 	張仲景国医大学教師1984年　華南省中医学会常務理事。
1986年 	張仲景国医大学門診部主任・臨床医務部主任・専家委員会副主任。
1987年 	南陽地区針灸学会理事長・唐河県康復医院名誉院長・全国針灸講師団教授。
1994年 	退職後、2つの病院で臨床指導に当る。
1995年 	張仲景研究院副院長。
2005年 	逝去
<BR>李世珍先生は50年代初めから経穴機能の研究を始め、臨床を通じて、薬の代わりに針を用いて薬の効果を発揮する研究を行う。その治療は、取穴は少なくまた精錬である。
<BR>
<p style="color: blue">著書紹介</p>
1972年 	《新医療法資料選編》主編
1986年 	『李世珍専家系統』
1985年 	『常用腧穴臨床発揮』人民衛生出版社
（日本語版『臨床経穴学』東洋学術出版社・韓国語版・英語版）
1995年 	『針灸臨床弁証論治』人民衛生出版社
（日本語版『中医鍼灸臨床発揮』6月に東洋学術出版社より発行予定）
1983年～
1995年 	『中国針灸大全』『針灸臨床指南』『黄河医話』『中国当代針灸名家医案』
『河南省名老中医経験集錦』『淮河医薬文萃』などで論文、症例が紹介される。
国内外で40以上の学術論文を発表。<BR>
<BR>
<HR>
<BR>
<strong>【李　伝岐先生】</strong>
<a href="http://202.164.238.180/hari/face_ridenki_color.jpg"><img alt="face_ridenki_color.jpg" src="http://202.164.238.180/hari/face_ridenki_color-thumb.jpg" width="200" height="152" / alt="李伝岐先生"></a>

1952年 	7 月生まれ。河南省中医学院中医医療系を卒業。本科において学士学位を取得。これまで，南陽市中心医院針灸科主治医師，張仲景国医大学講師を歴任する。現在は，張仲景国医学院（もと国医大学），南陽中医薬学校の副教授，副主任医師，針灸系主任を務めている。また，中華全国針灸学会会員，中華名医協会理事，張仲景研究院副研究員を兼務している。
　
<p style="color: blue">著書紹介</p>
1995年 	『針灸臨床弁証論治』
（李世珍先生と共著，日本語版『中医鍼灸臨床発揮』）人民衛生出版社
　李氏家伝中医針灸の五代目であり，20数年にわたる教学，研究，臨床活動のなかで，50数篇の学術論文，2部の著作を発表，3項の研究成果をあげている。現在は，家伝針灸配穴の整理編集を行っている。その作業も最終段階に入っており，近々上梓される予定である。
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   <title>『中医臨床』所載の李世珍・李伝岐先生の論文・関連記事紹介</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chuui.co.jp/hari/000199.php" />
   <id>tag:202.164.238.180,2006:/hari//7.199</id>
   
   <published>2006-10-02T03:53:32Z</published>
   <updated>2006-12-11T01:27:42Z</updated>
   
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   </author>
         <category term="03)書籍・論文" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chuui.co.jp/hari/">
      
      <![CDATA[<BR><strong>＜李世珍先生の論文＞</strong><BR>
<font style="color: blue">ツボの効能とその応用</font>　（26号　1986年９月） 	
　　<font style="size5">１．ツボの効能を研究する目的</font>
　　２．ツボの効能を研究する基礎と条件
　　３．ツボの効能の臨床応用<BR>
<font style="color: blue">針灸における弁証論治を語る１</font>　（64号　1996年３月）
 　証候群は弁証論治の拠り所<BR>
<font style="color: blue">針灸における弁証論治を語る２</font>（65号　1996年６月）
　　１．弁病と弁証
　　２．全身と局部
　　３．正と邪
　　４．現象と本質
　　５．内因と外因
　　６．審時と度勢
　　７．補瀉法と刺激量
　　８．取穴を精選して的をえる<BR>
<font style="color: blue">針灸における弁証論治を語る３</font>（66号　1996年９月） 	弁証論治と選穴処方<BR>
<font style="color: blue">針灸における弁証論治を語る４</font>（67号　1996年12月） 	症例<BR>
<font style="color: blue">針灸における弁証論治を語る５</font>（68号　1997年３月） 	症例
<BR>
<strong>＜李伝岐先生の講演論文＞</strong><BR>
<font style="color: blue">経穴の効能と応用</font>（87号　2001年12月）
　　1. 経穴の局部効能
　　2. 経穴の遠部効能
　　3. 経穴の整体効能
　　　・ 経穴の特性に依拠し整体効能を発揮する
　　　・ 異なる補瀉法を運用し整体効能を発揮する
　　　・ 経穴の配穴の処方により整体効能を発揮する
　　　＜合谷と足三里＞＜合谷と三陰交＞
　　4. 弁証の正確性が経穴の整体効能を発揮する鍵となる
<BR>
<strong>＜日本側の関連記事＞</strong><BR>
<font style="color: blue">愛媛中医学研究会10周年記念大会に参加して</font>
　（明治鍼灸大学研修生　伊藤　和真）　（87号　2001年12月）
　　大会のあらまし
　　感想・中医鍼灸の実用性について
　　感想・中医学は難しいか
　　感想・補瀉手技について
　　感想・日本に合う伝統医学構築について<BR>
<font style="color: blue">李世珍先生の針灸から何を学ぶか</font>
　（愛媛中医学研究会代表　越智　富夫）　（87号　2001年12月）
　　１． 治療法則により用いる補瀉法
　　２． 腧穴の特徴により用いる補瀉法
　　３． 穴の機能により用いる補瀉法
　　４． 針灸処方により用いる補瀉法<BR>
<font style="color: blue">李世珍先生の鍼を追試して</font>
　（呼泉堂　白川　徳仁）　（88号　2002年３月）
　　１． 弁証の特徴
　　２． 配穴の特徴
　　３． 手技の特徴
　　４． 補瀉加減の特徴
　　５． 手技の効果の特徴<BR>
<font style="color: blue">李世珍先生の補瀉手技について</font>
　（東京臨床中医学研究会　新国　豊）　（88号　2002年３月）
　　「神応経補瀉」と李老師家伝の手技
　　家伝手技を追試して学ぶこと
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   <title>李世珍先生の針を追試して（白川徳仁）</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chuui.co.jp/hari/000198.php" />
   <id>tag:202.164.238.180,2006:/hari//7.198</id>
   
   <published>2006-10-02T03:27:21Z</published>
   <updated>2006-12-11T01:28:04Z</updated>
   
   <summary>（『中医臨床』所載文献を全文転載） ...</summary>
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         <category term="03)書籍・論文" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chuui.co.jp/hari/">
      （『中医臨床』所載文献を全文転載）

      <![CDATA[李世珍先生の針治療理論は針薬同効の考え方が終始一貫しています。この考え方は針治療で薬と同じ効果を出すことができることを主張するものであり，臨床においても，ほぼ実現可能であると思われます。たとえば，陰虚証あるいは湿邪がからむ場合は，針だけの治療で対応するのは難しく，薬を併用した方がよいとこれまで教えられてきました。また私自身，理論・臨床の上からもその通りだと思っていました。ところが，李先生の治療法を採用することにより，臨床結果から判断して，針だけで十分対応できそうだと考えるようになりました。また，この考え方は，針治療で最も難しいとされている補瀉手技の加減において，みごとに具現されています。この治療法の効果の高さの要因の1つとして，針薬同効の考え方にもとづいた補瀉の加減があるのです。

<p><strong>1. 弁証の特徴</strong></p>

　李先生の治療は，特別に変わった弁証をしているわけではなく，これまで私たちが学んできた基礎理論の上に行われているので，とても馴染みやすいものです。しかし，いくつかの特徴もあります。第1の特徴は，「主訴を中心として，それと関連する証候群を拠り所として弁証する」という原則が明確になっていることです。そして，脈診・舌診は外感病を除いては主訴，症候群と符合しないことがあり，その場合は，採用しないこと。第2の特徴は，証を決定するに足る症候群が揃わない，あるいは，複雑すぎて弁証しきれない場合はとりあえず症状の改善をはかり，証候群が確定してから再度弁証することがあげられます。あいまいでこじつけ的な弁証による治療は避けて，不確定なものは不確定なものとして対処する。当たり前と言えば当たり前ですが，私は，このしなやかさに感銘しました。

<p><strong>2.配穴の特徴</strong></p>
　
　経絡学説にもとづいた循経取穴法にとどまることなく，蔵象学説にもとづいた臓腑弁証，気血津液弁証による弁証配穴を重視します。弁証とその治則にもとづく配穴は，それぞれの配穴が有する固有の整体効果（たとえば，合谷の補，三陰交の瀉の効能は益気行血の作用）を考えて厳選されます。その結果，少数穴に絞り込まれ，普通，2～4穴程度の少数穴で効果的治療が行われることになります。

<p><strong>3.手技の特徴</strong></p>
　
　捻転法の一種で，一方向への連続的回転という形をとり，補瀉により回転方向は反対になります。補瀉の回転方向については，『臨床経穴学』（東洋学術出版社）の前文や前号の『中医臨床』の越智さんの文章に書かれています。<BR>
　一連の手技は次のような流れになります。得気を得たのち，母指と示指で針柄をつまんで，およそ90から120度位（私の経験によるもので，先生が指定したものでない）回転させると，回転にブレーキがかかったようになり，それ以上，廻りにくくなります。そこで，指を針柄から離すと，自然に逆回転して元の位置に戻ります。そして，ふたたび初めから動作を繰り返します。この回転を高速で行います。ただし，得気が上手に取れている時にのみ，手技も滑らかに行うことができ，患者には，無痛で大変心地よい刺激として感じられます。得気が上手に取れていない場合は，空廻りしたり，回転しなかったり，回転しても自然に逆戻りしなかったりします。この時，患者は，何も感じないか，チリチリとした痛みを感じます。このような場合には，刺針の方向や深さを変えるなどして，しっかり得気を取り直す必要があります。注意点として，針先がぶれると，チクチクした痛みが出やすいので，手がぶれないようにします。示指と母指の片方だけしか動いていなっかたり，あるいは，両方の指の力が同じでない時にぶれやすくなります。患者が少しでも痛みを訴える時は，手技を続けるべきではありません。一方向に回転させるのですから，まるで拷問のようになることがあり，そのような手技では日本では使用に耐えません。<BR>
　この手技をマスターするカギは，どの手技でも同じですが，心地よい得気が上手に取れるように習熟することにあります。李先生の場合，切皮から得気までの刺入速度が速く，一気に得気を得ています。この方法では，痛みはないけれど，衝撃力が大きくなりやすいようです。先生はそれをうまくコントロールしているのでしょう。この方法による効果は大きいと思いますが，私たちにとっては難しいかもしれません。<BR>
　中国人と日本人の針に対する感覚にはいくらか違いがあって，中国人の患者の場合には，多少強めの衝撃力があった方がよく効くと思って満足する傾向があります。私たちは一般に，過敏で怖がりやすい日本人の患者が対象ですから，刺入の速度をやや遅くして得気の衝撃力を緩和させ，また，切皮後刺針の方向を定めてからは，左手で針体をつまんで固定するようなことはせず，針先の赴くままにスルスルと吸い込まれて行く方向に刺入するのがよいと思います。そして，針先がゴムのようなものに触れる手応えを感じた時，それが得気です。また，得気の取り方としては，経気の流れに針先をふんわりと載せるような気持ちで行うとよいでしょう。上手に得気していれば，針を抜こうとすると，針先が締め付けられているような抵抗感があります。<BR>
　また取穴の位置が，経絡の流注の上下にずれている場合はまだしも，左右にずれている場合は良い得気が得られるはずがないので，取穴は正確にすることが大切です。中国の先生は，穴を指の感覚で確かめてから，刺針することはほとんどしませんが，日本では，指を使う方がよいと考えられてきました。確かに，指で穴の固有の反応を確認できるので，数ミリの位置の誤差を調整するような時には，これも，より正確な取穴法の1つになります。<BR>
　位置が定まりさえすれば，この手技では必ずしも強い得気を必要としません。強すぎる得気があると，痛みはなくとも，きつすぎて，長い時間の手技は不可能となります。この手技のポイントは心地よい得気を得ることにあるのです。<BR>
　頭は完璧に中医学，手は日本針という人が大勢います。その原因は，針に対する日本の患者の感覚が，中国人と比較して敏感で，恐怖を覚えやすいことに起因しています。これは針をめぐる文化的ギャップといえるかもしれません。中国で一般的に使用されている針と手技をそのまま日本に直輸入すれば，たとえ治療効果がすぐれていたとしても，かなりの患者は逃げ出して行くことでしょう。経営的判断からも，日本針を手放せない理由がここにあります。この分裂状況を一挙に解決してくれるものとして，この手技が期待されるのです。まずは，李先生のやり方をそのまま習う必要がありますが，得気の取り方を日本人に合うようにアレンジしてみる。あるいは，私たちの技量に合うように工夫してみてはどうでしょうか。手技そのものは，とても心地よい響きがあり，患者はその響きが経絡にそって病巣にいたる経絡現象を気持ちよく体感できます。さらに，少数穴による治療にもかかわらず，効果がきわめて高いので，日本の患者からも必ず受け入れられるものと確信しています。<BR>
　この手技の施術時間は長いので，初めの頃は，手や指に痛みが出ることもありますが，1，2カ月で慣れてきますので，ご心配なく。

<p><strong>4.補瀉の加減の特徴</strong></p>
　
　補法では力は弱めに時間は長めに，瀉法では力は強めに時間は短めに，局所取穴では病位に近いので少なめに，遠隔取穴または肘および膝より先の弁証取穴では多めに，また手技の時間は分を単位にして3分から5分間行います。ときには，10分間の補法という場合もあります。薬はｇを単位として行われますが，ｇを分に置き換えてみると，この補瀉の加減はほとんど，薬による補瀉の加減の考え方が針に適用されていることがわかります。<BR>
　刺激の強さは針の太さと材質の硬軟に左右されます。この手技に適した太さは32番から28番くらいだと思います。李先生は30番あるいは28番針の華佗針を使っているようです。私は普通，主穴には30番，それ以外の穴には32番を，過敏な人には34番を使います。それより細いサイズではこの手技による効果は出にくいし，手技そのものも難しくなってきます。中国針は中国人に合った針として作られているものです。日本人は中国人よりも過敏な人が多いので，私はとりあえず，中国針のなかから材質の柔らかい「環球針」を選んで使用しています。太さが同じでも材質の硬軟によって，刺激の強さや得気の感覚がかなり違ってくるのです。銀針とステンレス針とではその差はすぐにわかりますが，ステンレスにもさまざまな種類があり，どのような材質の中国針が最も日本人の体質に合っているのか，また，針先の尖り具合がこれでよいのか，われわれ自身でも研究開発する必要を感じます。また，自分が今使っている針は自分が行っている補瀉手技に適しているかどうかも考え直す必要があるかもしれません。<BR>　　　
　さて，補瀉の加減を考える際には，全体としての刺激量の限界について，年齢や職業，体質，病情を考慮して考える必要があります。次に，弁証にもとづいて，全体としての補瀉の比重がどの程度が適当かを考えます。さらに，経穴の数も考慮しながら，各経穴間の補瀉の刺激量の比重を考えます。そして，最後に総合判断して，各経穴の手技を何番針で何分間行うかを決めます。微調整は回転の角度と速さ，針柄をつまむ強さなどによって対応できるでしょう。

<p><strong>5.手技の効果の特徴</strong></P>
　
　この手技は，刺激の強さを加減できるので，強い手技あるいは弱い手技とは，一概にいうことはできません。特徴的なことは，一般的に行われている提挿捻転の補瀉手技の時間は5，6秒程度であるのに対して，この手技では3分から10分位の長い時間であるということです。1穴への刺激量は大変多くなるので，この手技は少数穴による治療に適していることがわかります。10穴以上取穴して，1穴1穴にこの手技を施したとしたら，ドーゼオーバーになる可能性があるでしょう。<BR>
　ところで，ほとんどの経穴には双方向性のはたらきがあります（たとえば，原穴・足三里・三陰交など）。このはたらきによって，得気だけ，あるいは身体が必要とする適度の刺激量であれば，定められた補瀉の回転方向などに関わらず，たとえば，すべて平補平瀉で行っても，経絡の自己調整能力でたいていは良性の効果が出ます。補瀉の回転方向を間違えたとしても，良性の効果が出ることもあり，マイナス効果は出にくいのです。また，経穴によってはその特殊性により，瀉に作用しやすい経穴（たとえば内関），補に作用しやすい経穴（たとえば太谿）があり，手技に関わりなく，適度の刺激量であれば，おおむね期待する補瀉の効果が得られます。ところが，この手技のように定められた回転方向に長時間，持続的手技を繰り返すとなると，経穴の固有の問題とは別に，内回りか外回りかによって，質的に異なる生体反応（補瀉の効果）が出ると考えた方が自然です。補瀉の効果は刺激量の加減も関係しますが，それ以上に，回転の方向性，刺激の強さ，速度の違いなどの刺激の質そのものが決定的要素になると考えられます。この補瀉の回転方向に従って，按摩をしてみれば，その補瀉の効果がより鮮明になります。たとえば，実証の肩こりの患者に，補あるいは瀉の回転方向で按摩をし，どちらがより効果が出るか試してみてください。この問題の結論が見えてくるはずです。<BR>
　石学敏先生の醒脳開竅法での風池，天柱への高速捻転の補法に限っていえば，その回転方向と李先生の補法の回転方向は，手技の考え方はもちろん異なりますが，結果的に同じことになります。また，手技の時間を分単位とするところも共通しています。石先生の手技は醒脳開竅法において，手技の標準化を行っています。李先生は石先生のような標準化をしていませんが，補瀉の加減の基準と膨大な臨床経験から得たデータにもとづいた客観的判断により，各経穴に何分間の手技が必要であるかを導き出しているのだと考えられます。しかし，李先生だけにできるというのではなく，われわれも経験を重ねていけば，かなり正確な加減ができるようになるでしょう。石先生の手技と対比させながら，この問題での検討をさらに深めて行くことは興味深いことだと思います。<BR>
　さて，臨床においてこの手技を用いた時，たとえば補うべきところを誤って反対の瀉の方向に回転させた時，効果が出ないばかりか，マイナスの効果を出すような経験をすることがあります。この点十分注意する必要があります。<BR>
　さて次に，置針時間についてどのように考えるかという問題があります。これまでは，補瀉に関わりなく，刺激の強さ×置針時間＝刺激量として考えられてきました。たとえば，多く補いたい時は補法の手技のあと，長く置針します。これに対して，李先生は手技の時間を長くとるものの，置針はしません。瀉法の場合は手技の前後に置針し，瀉の効果を高めます。このことに関する追試を私も何度か臨床で試みてきました。結論は明らかに李先生の方法が正解でした。これまでも言われてきたことですが，置針の作用には抑制作用あるいは沈静作用・鎮痛作用があるとされています。補法で，せっかく興奮あるいは亢進させておいて，置針して，わざわざ抑制させるとは，はなはだ矛盾したことです。<BR>
　もう一点，以前から疑問に思っていたことがあります。これまでの焼山火と透天涼の手技に関してですが，その寒熱をコントロ－ルする力には疑う余地はありませんが，補瀉がないことに疑問を抱いていました。李先生はこの手技においても，補瀉を区別しています。『臨床経穴学』の前文と越智先生の前号『中医臨床』の文章に書かれていますが，『中医臨床』の文章の方が，理論的にも臨床の上からも完成度が高いように思われます。たとえば，寒邪による寒がりと陽虚による寒がりは同じ寒がりでも虚実の違いがあります。寒熱の虚実に対応した焼山火，透天涼にも補瀉の違いがあってしかるべきです。これまで曖昧なままでやり過ごされてきたいくつもの手技の問題，理論上のあるいは臨床上の問題を，李先生は膨大な臨床実践に裏打ちされての試行錯誤の末に，解決してきたのです。

<p><strong>6.治療効果</strong></p>
　　　
　この治療法には，症状を改善する治療効果に留まらず，確実に証を変える治療効果があると思われます。弁証論治という考え方からすれば，個々の症状を改善しようとするのではなく，証を変える治療をすることで，その結果として，各症状も改善させていくのです。とはいえ，証を変えるつもりで治療をしていても，その期待した効果があまり出ない時は，日本的サービス精神も手伝って，泥縄式の標治法による症状改善の治療となってしまうことも多々あります。このような治療に陥った時には，その場での治療効果はよかったとしても，帰宅する頃には元の木阿弥になってしまいます。弁証論治による治療では，その場での治療結果は多少あれこれ気になる症状が残っていても，時間がたつにつれて症状が改善されることが多いので，無用なサービス針はしなくてもよいのです。<BR>
　『臨床経穴学』のいくつかの症例では，1回ごとの治療で証が変化し，その証の変化に合わせた治療を行っていく過程が紹介されていますが，いま自分で追試することを通し，これを実感として理解できます。<BR>
　李先生の弁証論治の仕方を参考にしながら，多少自己流のところもありますが，以下にいくつか症例を紹介します。もちろん，手技に関してはものまねの域を出るものではありません。簡略化のため，症状の一部・病歴・脈診・舌診に関して，あまり必要性がないと思われるものは省きました。また治則もカットしました。

<p><strong>症例1</strong></P>
<ul>
<li>患者：56歳，女性，主婦
<li>主訴 ：20年前から眩暈を繰り返している。
<li>証候群：胃下垂，嗜眠傾向，頭に霧がかかっているような感じがする，口渇はあるが水はあまり飲みたくない，１日に４～５回便意をもよおす，軟便，足の冷え，顎関節の痛み，肩こり。
<li>舌診 ：胖大・歯痕・白膩苔
<li>弁証 ：中気不足で昇清できない。
<li>配穴 ：合谷（補３分，32番針）・足三里（先瀉後補，瀉２分補５分，30番針）・百会（補３分，32番針）。
<li>効果 ：治療直後にめまいはなくなり，ほかの症状も著しく改善した。３回の治療でめまいは治癒した。４回の治療ですべての症状がなくなり，中気不足の証はなくなり，その後も再発していない。
<li>考察 ：足三里の手技の途中，補３分で，胃部のあたりまで，かなりはっきりとした経絡現象がみられ，その後しばらく途切れ，突如顎関節部で響きを感じそこの痛みが消えた。それと同時に頭がすっきりして，めまいの感覚も消えた。中気不足による眩暈の補瀉の加減はこれくらいでよいという１つのデータが蓄積され，今後補瀉の加減の目安とすることができることに意味がある。足三里に，あえて瀉２分を加えたのは，弁証からは瀉の必要はないが，白膩苔，頭に霧がかかっているという症状から，多少降濁の必要があると考えたからである。
</ul>
<strong>症例２</strong>
<ul>
<li>患者 ：25歳，男性，フリーター
<li>主訴 ：数週間前から，右の大腿部の胃経にそって鈍痛がある。思い当たる原因はない。寒い日に増悪する。また，腰部のあたりで，身体が上下に分かれているような感じがする。
<li>証候群：寒がりで，下半身が冷える，夜間の小便３回，下痢しやすい，顔面は薄黒い色。
<li>舌診：暗・白膩苔
<li>脈診：沈遅・尺無力
<li>既往歴：子供の頃に腎炎に罹患
<li>弁証：腎陽虚
<li>配穴：太谿（補４分，30番針）・然谷（補３分，32番針）・関元（桂枝餅の温灸15分）・腎兪（補５分，30番針）・命門（桂枝餅の温灸15分）・圧痛点（膀胱兪の外側３寸，大腿部の胃経に響かせ，灸頭針）。
<li>効果：太谿の手技を始めて２分後に，針の回転のリズムに合わせて，腰部を軽く叩かれている感じがしてきた。腰で身体が分離したような感じが薄れていく。然谷の手技を始めて数10秒で足が温かくなった。１回の治療で大腿部の痛みは消失，５回の治療ですべての症状がなくなった。その後，自宅で関元・命門に桂枝餅による温灸を薦める。
<li>考察：２回目の治療の時，太谿・関元の各５分間の手技のあと，20分間置針した。手技を終えた直後は足が温かくなり，腰も軽くなっていた。ところが，20分後には，足が冷え，腰も少し重くなっていた。置針しない時は足の温かさは持続していた。補法の場合は置針すべきでないことが確認できた。
然谷は_穴であるが，腎は水火の宅であることから，例外的に腎陽虚の冷えに著功がある。
膀胱兪の外側３寸付近の圧痛点は，腎虚腰痛から胃経に痛みが及ぶものによく現れる。
</ul>
<strong>症例３</strong>
<ul>
<li>患者：25歳，男性，フリーター
<li>主訴：脱毛，頭頂部が目立つ。
<li>証候群：頭顔面部に熱い感じの汗をかき，毛根がひりひりして蒸される感じがする，赤ら顔，子供の頃から左側の偏頭痛が起こりやすい，眼の奥が重痛い，左季肋部の痛み，慢性の腰痛があり，ときに急性腰痛も起こす。不眠症，数年前から夕方に極度の視力低下，過食。
<li>舌診：紅・黄膩苔
<li>脈診：弦滑脈・左尺無力
<li>弁証：肝陽上亢挟湿熱
<li>配穴：百会（瀉２分，32番）・風池（瀉２分，32番）・行間（瀉３分，30番）・陰陵泉（瀉２分，32番）・復溜（補５分，30番）。
<li>効果：風池の手技を始めて10数秒で眼の奥に響きがあり，眼症状が好転し始めた。行間の手技を始めて２分後に赤ら顔に変化が起こり，頭顔面部に清涼感が出始め，季肋部の痛みも消えた。残念ながら，髪が生えてくるのは確認できなかったが，毛根のひりひり感はなくなった。４回の治療で，気のせいかもしれないが，発毛の兆しが感じられ，すべての症状は安定した。おそらく，あと数回の治療で，はっきりと発毛を確認できるようになることが期待できる。
<li>考察：病歴からみて，肝胆湿熱の期間が長く続いて，さらに，肝腎陰虚内熱が出始めた頃から禿げ始めたと思われる。禿げている頭頂部は肝経のル－トであり，百会・太衝の配穴で肝経の上下を通したかった。禿頭の針灸治療は弁証論治（証候群を拠り所にして弁証することがカギになる）がしっかりしていれば，経験上，老人性の禿頭を含めて，人工増毛より確実で安上がりの治療になる。
</ul>
<strong>症例４</strong>
<ul>
<li>患者：25歳，女性，ＯＬ（１日中，パソコンの仕事）
<li>主訴：肩こり，天柱から大腸兪まで，膀胱経の痛みと突っ張り感。
<li>証候群：眼精疲労，イライラしやすい，足の冷えとのぼせ，生理痛（血塊あり，経色暗）全身的怠感（運動すると好転）。
<li>弁証：肝鬱化火・労損による膀胱経の経気不暢
<li>配穴：風池（瀉2分，32番）・太衝（瀉3分，32番）・間使（瀉3分，34番）・三陰交（瀉3分，32番）・至陰（瀉2分，34番1寸）・晴明（手技なし置針だけ，34番）・上天柱から下方に向けて筋層に2寸の透刺（提挿捻転10秒，32番）・肩こりの数カ所の圧痛点に瀉の回転方向で2から3分の按摩。
<li>効果：風池・間使・太衝の手技を終えた頃，足が温かくなり，のぼせも薄らぐ。三陰交の手技を終えた頃，全身の怠感が消失，治療後，すっきりして，すべての自覚症状が消失。
<li>考察：『臨床経穴学』を出版直後に購入し，間使・三陰交に対し提挿捻転の瀉法を数回試してみたことがあるが，いずれも本に書かれているような効果がなく，落胆したことがある。ところが，今回この手技を使ってみたところ，「ヤッター！」と思わず口に出してしまうほどの効果が出た。肝気鬱結による気滞血_では満足のいく結果が得られた。<BR>
　肝火上炎による冷えとのぼせは，肝気上逆にともなって血も昇るためにもたらされる。風池・間使・太衝の配穴が効果的である。<BR>
　膀胱経の経気不暢に対しては，眼精疲労もあるので，至陰・睛明の根結理論による配穴をした。敏感な至陰穴に，この手技で痛くない手技ができるかどうか試してみたかった。30度位の角度で上方に向けて斜刺すると，無痛で，得気を得られる。そして，手技を始めたが，比較的敏感な患者にもかかわらず，痛くないと言った。敏感な穴であっても，この手技なら痛くなく使えることがわかった。ぎっくり腰の際に使う手針の腰腿点，委中などの手技は，電撃様の響きと痙攣するようなショックが必要であるが，効果も大きい。だが，限りなく拷問に近い。ここだけは勘弁してくれという患者も出てくる始末である。しかし，これらの穴に心地よい得気を得て，この手技でやや長い時間治療を施せば，ほぼ同じ効果を出すことができるのである。<BR>
　上天柱からの筋層にそった透刺は，頸椎に問題があれば，頸椎に向けて直刺する必要があるが，経筋病の場合はこれでもよい。この方法は他の部位にも多用しており，よい効果をあげている。腰痛でも，腰椎や腎の問題がなく，経筋病の場合は，直刺するよりこの方法の方が効果的なことが多い。また，この手技の回転方向による按摩は，実に気持ちがよくて，大した力を入れなくとも，大変効果が大きい。この患者の穴数は多くなりすぎたと思う。日本的サービス精神に流されたかもしれないと反省している。
</ul>
<p><strong>症例５</strong></p>
<ul>
<li>患者：63歳，女性，主婦
<li>主訴：手の震えと，知覚異常が，数年前から出るようになり，事務職をしていたが，文字が書けなくなり退職した。
<li>証候群：多汗（頭顔面部と背部）・盗汗・手足がほてる・耳鳴り・足腰が頼りない・動悸・不眠・肩こり・過食・多飲・便秘・高血圧・糖尿病の病歴。
<li>舌診：黄膩苔
<li>脈診：左の寸関尺ともに触れない，右の寸関尺ともに弦滑有力。
<li>弁証：肝風内動
<li>配穴：風池（瀉３分，32番）・太衝（瀉４分，32番）・復溜（補10分，30番）・内庭（瀉２分，34番）・神門（瀉２分，32番）。
<li>効果：治療直後は気分がよくなった程度で，目に見える症状の改善はなかった。翌日になって，手の震えは止まり，睡眠も良好であった。５回の治療で，ほぼすべての症状は消え，職場復帰した。その後は，再発しないように漢方薬を飲むことにした。
<li>考察：脈の左右差（左は陰血，右は気陽）から，陰陽のバランスが大きく崩れている（陰虚陽亢）ことがわかる。弁証は主訴を中心に行ったが，消渇病もあるので，配穴の段階で多少加味することにした。陰虚をベースとした疾患は即効性が現れにくいことがあるが，翌日あたりに好転することも多い。程度が重い場合は薬を併用した方がよいと思うが，その他の陰虚証の臨床例からも，たいていは針だけで対応できると思う。この例のように，復溜に10分間の長時間の補法を行ったり，それでも足りないようなら，さらに腎兪に５分間の補法といった具合に，適宜追加すればよいだろう。
</ul>]]>
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   <title>李世珍先生のビデオ完成!!</title>
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   <published>2006-10-02T03:22:31Z</published>
   <updated>2006-12-11T01:28:28Z</updated>
   
   <summary>愛媛中医研が作成...</summary>
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         <category term="01)お知らせ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chuui.co.jp/hari/">
      愛媛中医研が作成
      <![CDATA[　愛媛中医学研究会（代表：越智富夫）は，昨年9月に李世珍先生を迎えて，初めて日本で李世珍先生の講演会を開催しました。この講演会がきっかけで，今回の李世珍先生の大講習会が実現することになったわけですが，愛媛中医研では，日本滞在中にプロのカメラマンの協力を得て，李世珍先生の手技をきれいな画像に記録してくれました。
　李世珍先生の細かな手技を学ぶための貴重な教材です。大いに活用しましょう。

<strong>内　容</strong>：60分

　・李世珍先生の針の特徴
　　家伝針灸補瀉法の変遷と臨床応用
　　問1　1960年代に李家で用いられていた補瀉の方法とは、？
　　問2　任脈と督脈の補瀉の方法とは...？
　　問３　滞針とは...？　またその目的は...？
　　問4　1950年代に改良した焼山火と透天涼とは...？
　　問５　1960年代の補瀉法の改良点とは...？
　　問6　局部取穴、循経取穴、弁証取穴とは...？
　　問7　どのような証に補を用いどのような証に瀉を用いるのか？

　・実技篇
　　基本補瀉法の手技とよく用いられる処方
　　１．補瀉の方法　２．焼山火と透天涼の方法など。
　・症　例
　　5つの症例を挙げ，それぞれに考慮すべき問題点を解説。

<strong>定　価</strong>

12,000円（送料別）（2002年9月の愛媛の記念大会参加者は，10,000円）

<strong>申込先</strong>

愛媛中医学研究会　〒790-0932　松山市東石井町274-2　電話・FAX　089-957-5997
メール・アドレス：ehime-chuui@mx81.tiki.ne.jp
ホームページ：http://ww81.tiki.ne.jp/~ehime-chuui/1/right.htm
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   <title>『李世珍の針－弁証の針，効かせる技』</title>
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   <published>2006-10-02T00:33:12Z</published>
   <updated>2010-06-17T06:56:14Z</updated>
   
   <summary>―すべての針灸臨床家におくる― B５判並製　208頁　CD-ROM 定価2,94...</summary>
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         <category term="03)書籍・論文" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chuui.co.jp/hari/">
      ―すべての針灸臨床家におくる―

B５判並製　208頁　CD-ROM
定価2,940円
      <![CDATA[　本書は，2002年８月に東京・大阪で開催された李世珍先生の来日講演会の講演内容・リポート・追試報告と，『中医臨床』で掲載された関連記事，そして今回，本書のために特別に行われたインタビューや座談会などの記事を新たに加えて，「李世珍先生の針」の一大総合特集とした。
李世珍先生の2大著書『臨床経穴学』『中医鍼灸臨床発揮』（東洋学術出版社刊）を学ぶ際のガイドとしても最適である。また，附録のCD-ROMには「李世珍の針」の手技ノウハウが動画（収録時間：13分）として収められており，視覚的にも理解できるよう工夫した。


<p align="right"><a href="http://www.chuui.co.jp/book/000695.php">☞書籍案内・注文ページへ</a></p>]]>
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   <title>『臨床経穴学』</title>
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   <published>2006-10-01T06:28:12Z</published>
   <updated>2010-06-17T06:37:26Z</updated>
   
   <summary>李世珍著／兵頭明訳 B5判　並製808頁　定価：10,080円 ...</summary>
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         <category term="03)書籍・論文" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chuui.co.jp/hari/">
      李世珍著／兵頭明訳
B5判　並製808頁　定価：10,080円

      <![CDATA[4代100年の家伝の経験を集大成。中国の針灸臨床家が口をそろえて「これはよい本だ」と絶賛する評価済みの臨床指針。常用穴86穴を臨床運用を軸に徹底解説。臨床家に必要なツボ知識を完全に網羅する。使ってみて「効く」実用性の高い歴代経験の宝庫である。巻末の病名索引で検索すれば,臨床上の悩みに明るいヒントを提供する。8年の歳月をかけた偉業の邦訳。

<p align="right"><a href="http://www.chuui.co.jp/book/000683.php">☞書籍紹介・注文ページへ</a></p>]]>
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   <title>第１回「李世珍の針」講習会</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chuui.co.jp/hari/000086.php" />
   <id>tag:202.164.238.180,2006:/hari//7.86</id>
   
   <published>2006-09-25T01:28:25Z</published>
   <updated>2006-09-26T06:39:36Z</updated>
   
   <summary>2006年２月19日（日），東京・八丁堀の東京医療福祉専門学校で，「李世珍の針」...</summary>
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      2006年２月19日（日），東京・八丁堀の東京医療福祉専門学校で，「李世珍の針」講習会（主催：東洋学術出版社）が開催された。講習は，午前中が関口善太先生（中醫堂関口薬局・関口鍼灸院）による「李世珍」配穴処方の講義，午後は白川徳仁先生（鍼灸治療院・呼泉堂）による実技が行われた。受講したのは，定員一杯の40名。募集に際して定員を超える応募があり，「李世珍の針」に対する関心の高さがうかがえた。
      <![CDATA[<strong>　■脾胃病の「李世珍」配穴処方</strong>


<img alt="sekiguchi.jpg" src="http://202.164.238.180/hari/sekiguchi.jpg" width="100" height="103" />
　関口先生　　
　関口先生の講義は，脾胃病に的を絞って，病証・症候・常用穴・常用配穴処方を概説するものであった。脾胃病に属する病証として，胃熱・脾気虚・痰湿などを例にして，それらに現れる具体的な症候を整理，解説。さらに，脾胃病に常用するツボとして，合谷・足三里・陰陵泉・三陰交・太白・中・神門・内庭・復溜を取り上げ，各ツボの特性と補瀉別の効能の違いについて，チャート化して簡明に説明した。また，これらのツボを使った常用配穴処方として，補益脾胃方・健脾滲湿方・湿熱方・補中益気方・栄養方・八珍方・清胃方を取り上げて，各処方構成を説明しながらどのような作用が期待できるのかを紹介した。

<center><a href="http://202.164.238.180/hari/kogi.jpg"><img alt="kogi.jpg" src="http://202.164.238.180/hari/kogi-thumb.jpg" width="300" height="150" /></a>
　講義風景</center>

　李世珍の著書を読んでいるだけではなかなかわかりにくい配穴処方の組み立てをシンプルにまとめ，平易に解説されていたのが特徴的だった。また，脾胃病の証型別の症候や常用穴の解説も実にていねいで，「李世珍の針」入門者にとってはたいへん参考になる内容であった。講習会後の受講者の声でも，「脾胃関係のみに限定した講義だったので比較的理解しやすかった」「証の立て方や，なぜこのツボなのかというのがよくわかった」という声が聞かれた。
　一方で，「李世珍の針」の入門者と実践者が一緒になって受講したため，もの足りなさを口にする方も少なからずいた。「基本的な講義だけでなく，講師の臨床体験や症例をもう少し詳しく聞きたかった」「具体的な症例を提示して，どのような症状からどのような弁証を立て，なぜそのツボを選択したのか，そして治療結果はどうなったのかを説明するような講義の方が理解しやすいし，興味がもてる」という声が寄せられた。

　<strong>■手技のトレーニング</strong>

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　白川先生
　　白川先生の講習は，正確な取穴・痛みのない刺入・得気が取れることに重点を置いた手技訓練であった。「李世珍の針」の特徴の1つに捻転補瀉手技があげられるが，その手技を成立させるためには，正確な取穴と得気を得ることが大前提となる。これらをきちんと行えないと，うまく効果を引き出せないからだ。講習では，2人１組になって，お互いのツボを取り，針を刺し合った。取穴では，ツボを正確に取ることが特に強調され，経絡を指でなぞり，ツボの位置を確認する作業が繰り返し行われた。刺針では中国針を使った刺入訓練が行われた。白川先生とアシスタントの先生が20組のベッドを回り，受講者が正確に取穴できているか，またうまく得気が取れているかを確認した。

<center><a href="http://202.164.238.180/hari/zitugi.jpg"><img alt="zitugi.jpg" src="http://202.164.238.180/hari/zitugi-thumb.jpg" width="300" height="136" /></a>
　実技風景</center>

　日常の臨床でこの針を使って実践されている白川先生の針は，「李世珍の針」の日本における応用篇である。李家家伝針灸そのままではなく，白川先生の経験をふまえて工夫が加えられており，いわば白川流「李世珍の針」といえる。「李世珍の針」を日本で実践していく場合，必然的に各人の受け止め方に違いが生じる。しかし，必ずしも「李世珍の針」そのものとはいえなくても，各人が経験を深めていくことによって，多様な針灸術が現れ，それだけ広さと奥行きのある豊かな針灸術に成長していくものと思われる。
　実技では，「経穴の位置についてイメージがつかめた」「講師が李先生の言葉や行動で疑問を感じ，考えた率直な意見が聞けてよかった」「30番針は使ったことがなかったが，使い方によって心地よい響きが出せることがわかってよかった」といった声が聞かれた。
　中医針灸では，実技講習会の場があまりなく，実技に寄せる受講者の期待は非常に大きい。それだけに実技講習を行うにあたっては，いっそうの工夫が必要だ。 20組ものベッドを講師がすべて回り切れなかった場面もみられ，講習会の募集人数が果して適切であったのか再検討する必要があるだろう。実際に受講者からも，「必ず１人ずつ見て，実際に先生に刺針してほしかった」「講師の先生が受講者全員に刺針して，響きが実感できるとよかった」「講師の実技をもっと見たかった」「実技主体型の講習会にしては，実技スタッフが少ない気がした」という声が寄せられた。
<center>＊</center>

　今後，「李世珍の針」を自身の臨床で使っていきたいかという問いに，この針は，「無駄のない針」「弁証から治療まで一貫している」「効果が確認できる針」だとして，ぜひ使っていきたいという声が聞かれた。その一方で，実践で試して効果を確認しないと判断できないという声もあり，実技講習の必要性を強く感じた。今後は，講習会を「入門セミナー」「中級セミナー」など受講者の経験によって分け，より対象者を絞り込むなどして，できるだけ多くの受講者の期待に答えられるようにしていく必要があるだろう。

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