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▼『中医臨床』

中医臨床 通巻153号(Vol.39-No.2) 特集/補剤を再考する

中医臨床 通巻153号(Vol.39-No.2)特集/補剤を再考する 単に補うだけでない補剤の中身
【特集】補剤を再考する

中国伝統医学は西洋医学のように病因を取り除く(瀉法)だけでなく,人体の不足を補う(補法)ことによって治療する方法をもつ点に大きな特徴がある。具体的には正気の不足である虚証を改善する補益薬を主体にした補剤を有する点である。
補剤は正気の不足を改善する方剤であるが,各補剤の組成を見てみると単に「補う」だけの生薬から成っているわけではないことがわかる。たとえば,補気の基本方剤である四君子湯には滲湿の茯苓が,補血の基本方剤である四物湯には化瘀の川芎が,補陰の基本方剤である六味地黄丸や補陽の代表方剤である八味地黄丸には滲湿の沢瀉・茯苓,涼血の牡丹皮が含まれ,いずれも補法のなかに瀉法が含まれており,補いながらも邪を留まらせない工夫が凝らされている。一口に補剤といっても,単に補うだけの薬だけでは十分には補えず,異なる働きをもつ生薬と組み合わせることで,病態に合った働きをしている。
そこで特集では,
〈1〉方剤解説:方剤の構成生薬をつぶさに観察すると,中医理論にもとづく「組み合わせの妙」が浮かび上がってくる。代表的な補剤について,菅沼栄先生に解説していただいた。
〈2〉理論解説:補益法による内傷病の治療は,歴史的に温補派がその理論を深化させ,用薬法を発展させてきた。薛己・張景岳・趙献可を取り上げ,小金井信宏先生にその理論や方法について解説していただいた。
〈3〉がんと補剤:発がんの基礎は正気の不足と考えられているため,がん治療の多くで補剤が使用されている。がん治療で使われる補剤について,鄒大同先生に中国における最近の研究動向を中心にレビューしていただいた。
〈4〉臨床上のポイント:臨床において補益法を用いる際のポイントや注意点などについて,木田正博先生に成書を引用しつつご自身の考えを交えて紹介していただいた。
〈5〉補薬解説:補剤の主薬となる補薬について,陶惠寧先生に解説していただいた。


定価 : 本体1,600円+税




 

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