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▼『中医臨床』
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慢性疾患に共通する病態としての瘀血を探る 【特集】慢性疾患と瘀血― 臨床から考える病態と治療 ―
近年,糖尿病や慢性腎臓病(CKD)をはじめとする慢性疾患の病態形成において,微小循環障害や血流異常,慢性炎症の関与が注目されている。血管内皮機能の低下や血流調節異常は,臓器障害の進展に深く関わることが明らかとなりつつあり,これらの知見は中医学における「瘀血」の概念とも通じる。中医学において瘀血は,血行の停滞や脈絡の阻滞を示す重要な病理概念であり,多くの慢性疾患の発症・進展に関与する基本病機の一つとされる。近年,中国では慢性疾患と瘀血との関連を検討する研究や臨床報告が増加しており,現代医学的病態との接点が改めて注目されている。本特集では,「慢性疾患と瘀血」をテーマに,糖尿病,CKD,非閉塞性冠動脈虚血(INOCA)を取り上げ,瘀血の視点から病態をどのように理解し,臨床に応用できるのかを考察する。さらに,慢性炎症との関連や,活血化瘀製剤による慢性疾患の予防・治療の可能性についても紹介する。
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