中医学の東洋学術出版社：書籍のご案内

高齢者医療に関わるすべての人が
知っておきたい漢方の世界

◆本書の特徴◆
◇	長年にわたり漢方のエビデンス構築に関わる老年医学のエキスパートが解説。
◇	エビデンスに裏打ちされた漢方診療の実際を示す。
◇	漢方解説のベースは世界で伝統医学の主要な地位を占める中医学。
◇	初学者向け「中医学道場」は必見。

■本書の内容■
筆者が，日本老年医学会のガイドライン作成に関わったことを契機に書かれた『高齢者のための漢方診療』（丸善出版・2017年刊）の改訂版。 老年期症候群およびフレイルや認知症をはじめ，高齢者に常見される様々な疾患を取り上げ，医療用漢方エキス剤を用いた漢方診療の実際を，エビデンスを提示しながら解説する。
本書で取り上げる項目：老年期症候群およびフレイル／認知症／便秘／誤嚥性肺炎／下気道感染／食欲不振／感冒・新型コロナ・インフルエンザ／ウイルス性腸炎／高齢者の疼痛／冷え症／熱中症・脱水／泌尿器疾患（頻尿・尿路感染）／免疫低下（多剤耐性菌など）／老人性瘙痒症／脳卒中後のリハビリテーション／不眠／漢方の有害事象／終末期医療

◆【書評】記念すべき名著に， 　　　　　　伝統医学の息吹が宿ってリニューアル 加島 雅之先生 （熊本赤十字病院　総合内科） 　この本の旧版を手にした時に，感動を覚えたことを今でも忘れはしない。 　　“高齢者のための”と書かれているが，基本的な漢方の要点を抑え，高齢者医療において頻度が高く，かつ特に臨床上問題になるトピックスを小気味よい文体で解説してある。しかも，その解説もエビデンスを引用し，自らの経験を踏まえた実践的で分かりやすい内容になっていた。 ＞＞全文を読む

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【著者略歴】

岩崎　鋼（Iwasaki　Koh）

1964 年生まれ。1990 年東北大学医学部卒，東北大学大学院医学系研究科（内科学系）修了，医学博士。東北大学大学院医学系研究科先進漢方治療医学講座准教授，臨床教授，国立病院機構西多賀病院漢方医学センター長・臨床研修部長，総合南東北病院在宅医療センター長兼漢方医学センター長，名取熊野堂病院副院長などを経て，現在，あゆみ野クリニック（宮城県石巻市）院長。著書に日本老年医学会『高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015』の12 章「漢方薬・東アジア伝統医薬品」（執筆），『高齢者のための漢方診療』（共著，丸善出版）など。