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先行公開「2020年度冬 急性上気道炎ストラテジー」(医療関係者向け)

 
 

【医療関係者向け】「2020年度冬 急性上気道炎ストラテジー」

 
本格的な冬の到来を前にCOVID-19の感染が再び拡大していますが,初期症状においてインフルエンザなど冬季に流行する他の上気道炎ウイルス感染症との鑑別が困難であることが事態をさらに難しくします。
こうしたなか,COVID-19に対応できたうえで,これらの上気道炎ウイルス感染症も網羅した治療戦略が必要とされますが,このたび,漢方の造詣が深く感染症も専門とする加島雅之医師(熊本赤十字病院 総合内科)が,その治療戦略を試案(「2020年度冬 急性上気道炎ストラテジー」)としてまとめられました。
こちらは,医療用漢方製剤を用いて,漢方にも詳しくない医師でも使用できるよう,絞り込んだポイントで処方選択ができるように工夫されています。
本記事は,2020年12月20日発行予定の『中医臨床』(第41巻第4号,通巻163号)に掲載されるものですが,冬をむかえCOVID-19感染が急拡大する状況を鑑み,医療関係者に向けて発行を前に広く公開することにいたしました。
 
「2020年度冬 急性上気道炎ストラテジー」(2020.12.1公開)(PDF)PDFでご覧になれます
 
 
COVID-19に対しては,いくつかの薬剤の有効性が明らかにされてきていますが,いまだ決定打となる薬剤は見つかっていません。COVID-19に対する診療はきわめて困難な状況ではありますが,長い歴史のなかでさまざまな感染症と対峙してきた漢方薬を活用することはやはり検討に値するものと考えます。
 
また,現在,日本東洋医学会(http://www.jsom.or.jp/)ではCOVID-19患者に対するさまざまな対症療法を調査する観察研究が進行中です。
https://www.jsom.or.jp/medical/notice/pdf/COVID-19_rinsyokenkyu.pdf
こちらは,漢方薬の有効性を科学的に検証する非常に重要な研究になると思われます。
 
今回の治療戦略は本研究にも寄与できるものと思います。COVID-19の診断の努力を払いつつ,本研究への参加もぜひご検討をお願いいたします。
 
2020.12.1
東洋学術出版社

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