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ハブラシと中医学

 我々の日常生活に欠かせないハブラシだが、ハブラシが普及する前、多くの古代人は口を漱ぐほかに手やツマヨウジを使って葉の手入れをしていたことは、ご存知の通りである。

 ところで、ハブラシの起源は、諸説があるようだが、中国の場合、1954年に遼寧省赤峰市大営子村の古墳で発見された骨でつくられたハブラシが最も古いといわれ、遼代の959年ごろのものとされている。長さ19センチの柄には、4個×2列の8個の穴が開いていて、そこに毛が植えられた。その当時は、もちろん歯磨き粉はないので、生薬である生姜・地黄・細辛・薄荷・塩・皂角などの粉を混ぜたものが使われたといわれている。

 宋の時代になっても、ハブラシはまだ普及しておらず、高価なプレゼントとして贈答品とされたことが記録に残っている。明の時代になると、徐々に日常に欠かせないアイテムとして普及し出したようだ。 

出典:中国中医薬報 2006年6月5日 
担当:岸田 賢治


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