中医学の東洋学術出版社：中国最新情報

　世界中医薬学聨合会中医心理学専業委員会の成立大会がともなる国際中医心理学学術大会が6月22日から25日にかけて北京で行われる。中医学に心理学を導入するという試みは、中国でも画期的で、新たなる西洋医学との接点の模索にどのような成果が出てくるか期待される。

　これまで、20年間にわたって研究されてきた中医心理学の学術成果や、「生物－心理－社会」医学の中の発展から、中医学が活躍できる分野を模索する。本大会ではWHOの関係者をはじめとして、中国衛生部・中国国家中医薬管理局などの専門家が集まり、論文集として「中医心理学論叢」が発行される。

　さらに、この大会と同時に第1回医学と心理衛生発展シンポジウムも開催されるほか、3月31日から中国中医科学院広安門医院がはじめている心理健康キャンペーンなどの活動も紹介される。　

出典：中国中医薬報　2006年4月7日　
担当：山之内　淳