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上海の若い女性に毛嫌いされている中医学

 上海のある病院が調査した結果が、上海のメディアに紹介されている。この調査は、上海市内にすむ約1000名の、収入が月4000元以上のOLを対象にしたもので、この中で、どういうときに中国伝統医学(中医学)を使うかという質問をしている。 
 この中で、90%以上のOLが、中医学を使った治療はなるべく避けたいと答え、その主な原因は生薬が「苦い」、煎じるのが面倒、「時間がかかる」などと答えている。
 調査対象となったOLのほとんどが30歳以下の若い女性。彼女らは、これまでに中医学を使った治療を経験しているが、苦さのあまりに、薬に砂糖などを入れて服用する経験があるひとがほとんどだという。
 また、先入観として「効果が出る時間がかかる」というような意見も聞かれた。そこで、結局は西洋医学の病院にいくのだという。
 しかし、実際には中医学の効果は決して遅いわけではなく、医療費も西洋医学の薬に比べたら半分以下になるなどのメリットもある。最近では、中国の若い女性の間でも、李時珍や扁鵲など中国が生んだ偉大な医学者の名前すら知らない人も多い。
 上海を見れば分かるように、街は刻々と変化している。世の中の変化が早いだけに、これも時代の変化と言えるのだろうか。 

出典:東方早報 2006年329日 
担当:山之内 淳


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