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スポーツ選手の負傷に活用される黄耆と丹参
スポーツ選手がトレーングなどで痛めた筋肉の痛みは、時によってはスポーツ選手の選手生涯に大きな影響を与える大きな問題だ。そんななか、上海市の華山医院では、中医学の循環器などの疾患でよく用いられる黄耆と丹参の注射剤を使った治療を行い、大きな成果を挙げている。
復旦大学運動医学センターの研究によれば、現在これら筋肉の損傷には休息のほかに、冷やしたり、温熱療法を行ったり、圧力をかけたりするなどの治療法が行われているが、一般的に短期的な効果が中心。完全に回復させることは難しく、再発する可能性も極めて高い。
そこで、中医内科で多用されている黄耆と丹参の注射剤を負傷経験のある中国の38人の運動選手に使ったところ、90%以上の患者で効果がみられ、さらに5人の選手は中国の国体で金メダル・銀メダルを獲得することができたという。
復旦大学運動医学センターの陳世益主任は、臨床で内科の分野で広く使われている黄耆と丹参の注射剤もスポーツのリハビリの分野で活用できるのではないかと期待を寄せている。
出典:新聞晩報 2006年1月6日
担当:山之内 淳
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