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枯渇寸前の野山参、40年後を目標に再生を

 杭州市で12月に行われた「野山参資源回復と発展の学術研討会」にて、絶滅に瀕している天然の野山参を、40年の時間をかけて再生するプロジェクトが討論された。

 中国国家林業局では1996年から2003年にかけて行った全国の野生植物の資源状況調査にて、すでに中薬で使われる野生の人参の数が10株以下の絶滅寸前になっていることが明らかになっている。そのため、2005年度版の中国国家薬典でも野生の人参は削除され、林下参に変更された。すなわち、薬材として使われる人参は完全に天然のものではなく、人工で栽培したものを林の中に植えて20年後に生薬として使うというもの。

 中国でも昨今、環境保全に向けての運動が動き始めており、野生人参の復活も期待されつつある。1989年より吉林省長白地区では破壊された森林の整備が始められているほか、収穫されている人参も総量は徐々にであるが増加する傾向にある。

 人工の人参がよいか、それとも天然の人参がよいのか、論争は耐えないが、少なくとも薬用とする人参に関しては20年以上栽培しなくてはいけないというのは共通の認識となっている。あと5年もすれば収穫量も1950年代のレベルにまで到達するとも予測されており、期待が高まっている。 

出典:中国中医薬報 2005年12月12日 
担当:山之内 淳


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