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模造中成薬の増加、板藍根類だけでも800種類 

 現在、中国の中医薬市場でよく似た成分の模造中成薬が増えている。板藍根を使った顆粒だけでも800種類を超えており、企業モラルの観点からも改善が必要とされている。
 今年1月から8月までに全国で申請された中薬を使った新薬は4101種類で、そのうち成分のよく似た模造薬は2545種類にのぼる。新薬の申請は1999年と比較すると16.6倍に増えているが、模造薬申請の割合も1999年の20倍に増えている。とくに8月と9月の2ヶ月では、数においても西洋薬の新薬申請数を超えている。板藍根に関して、顆粒だけで874種類批准されたが、これに板藍根を利用した複合方剤も加えると1100種類にまでにふくれあがる。これら処方を模造した中成薬の増加は、企業が売れる中成薬にばかりに目をつけて利益を得ようとする経済至上主義の様相を呈しているほか、生薬の保護という観点からも重大な問題を発生しかねない。また、行政側も中薬の製造工程における保護だけでなく、処方に関しての保護を十分に行う必要があるといえる。 

出典:新華社 11月 
担当:山之内 淳


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