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諸外国に取られる中国の中薬に関する知的所有権 

 中国の中医界では、最近知的所有権の保護問題に関して、かなり敏感になっている。最近も、中国の伝統的な処方のひとつである「牛黄清心丸」のカプセル製品が韓国人に知的所有権を取られてしまったとしている。中国の企業の間ではまだ知的所有権を守るという意識が薄いため、中医学の多くの処方が外国に流れてしまうことに危機感をもっている。
 毎年400億米ドルに及ぶといわれている国際中医薬市場において、中国企業が占める割合は8%に過ぎない。たとえばマラリア治療で一躍有名になった青蒿のなかにある有効成分に関しても、WHOで認められるようになってからも、知的所有権の保護申請を行わなかったために、最終的には外国企業にとられてしまい、年間15億米ドルとみられる市場で、中国企業が獲得できた額は1%にすぎない。中国のある専門家はさらに、日本で販売されている「救心丸」も実は「六神丸」を基礎の作られているが、こちらも中国が知的所有権をもっていないとしている。
 現在、中薬に関する知的所有権の申請のうち90%は外国企業からで、中国企業は毎年6%から8%の割合でしか知的所有権を獲得できていない。薬を申請する段階で、中薬の処方や加工方法は公開する義務があるため、根本的に保護することは不可能であるとしながらも、行政部門による対策が必要であることを訴えている。 

出典:青年報 2005年4月23日 
担当:岸田賢治


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