中医学の東洋学術出版社：中国最新情報

　中医師の資格試験を導入する地域が増えてきている。南アフリカ総合医療委員会では、5月4日に初めて行われた南アフリカ中医師永久登録資格試験の合格者を発表した。
　南アフリカ総合医療委員会によると、今回の試験に合格した受験生は合わせて270名で、そのうち120名が華人となっている、これだけ多くの華人が中医師の資格試験で合格したのも、南アフリカでは初めて。成績トップで合格したのも華人で、南アフリカ総合医療委員会の主席から直接合格証書が手渡された。
　南アフリカ医療総合医療委員会によれば、南アフリカは世界でも数少ない中医鍼灸が法律によって認められている国のひとつで、多くの地元市民も治療で中医学に親しむチャンスが増えてきているという。この委員会では、中医学のほかに、インドの医学を管理する部門があり、制度の確立を図っている。
　今回の資格試験には700人が参加し、中医基礎理論・鍼灸・診断・中薬・臨床実践の部分からなり、合格者には南アフリカ衛生部が発行する終身の中医師のライセンスが発行される。これにより、今まで発行されてきた臨時のライセンスは廃止される。2回目の試験は今年8月に行われる予定だ。　

出典：中新ネット　5月8日　
担当：藤田　康介