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中国で蚊の発生増加、日本脳炎に注意 

 上海市疾病予防コントロールセンターでは、7月に気をつけないといけない疾患に、日本脳炎、腸の伝染病、熱中症・日射病(中暑)を挙げている。その中でも、日本脳炎に注意するように呼びかけている。

 その背景には、今年の上海の蚊の発生が例年よりも多いことが挙げられている。5月の段階で、蚊の密度は例年の5倍となっており、梅雨時期にもまた増加している。 

 中国は全国的に日本脳炎の発生率が高いエリアに含まれるが、1960年代~1970年代には大流行したこともあり、70年代以降、予防接種に力を入れた。その結果、発生率は減少したものの、まだ散発的に患者がみられている。

 日本脳炎は、ウイルスをもっている蚊に刺された後、約2週間の潜伏期を経て発病する。持続性のある高熱、頭痛、痙攣、意識障害。髄膜刺激徴候などがみられ、重傷患者は神経系の後遺症、呼吸不全に至って死亡することもある。

 特に、注意しないといけないのは子供で、蚊に刺されたあと、発熱や体のだるさなどの症状が見られたら、医師と相談するように心がけたい。 

出典:青年報 2006年7月15日 
担当:岸田 賢治


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