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広州市でデング熱が散発的に発生、蚊に刺されないように注意
夏にかけて、広州では毎年デング熱が発生するが、広州地区のメディアによれば、今年もすでに散発的に症例報告が出ているようだ。これまでに症例が報告されているのは、広州市内の旧市街地エリア。
デング熱は主に蚊によって伝播される。広州市愛衛弁公室によれば、今年の広州での蚊の発生は例年よりも多く、とくに家庭で栽培されている水生植物などの鉢に多いようだ。さらに、雨が多いため、水溜りがなかなかなくならず、蚊の発生に拍車をかけている。
デング熱の発生を受けて、広州市では蚊の撲滅活動が行われていて、2～3日に1回の割合で市内の緑化地帯などの消毒を行っている。市民に対しても、平素蚊に刺されないように注意を呼びかけている。
デング熱は、デング熱ウイルスが原因で発病し、蚊が伝播させる。一般にデング熱とデング出血熱（denguehemorrhagicfever）に分類される。デング熱の場合は、高熱と全身の関節や骨の強烈な痛みが見られるが、死亡率は比較的低い。
デング出血熱は、主に14歳未満の児童に多く、内出血がひどく、重篤な場合はショック状態となり、迅速な治療を行わなければ、死亡する。
広東省など中国南部エリアで毎年発生しているが、過去には上海エリアでも症例が報告されている。
出典：羊城晩報 2006年7月1日
担当：岸田 賢治
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