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上海瑞金医院に身長2.36メートルの女性患者が収容される 

 身長2.36メートル、体重180キロの世界一の身長の高さ記録をもつ女性が上海瑞金病院に収容された。この患者は、姚徳芬さんで、安徽省出身。 
 思春期に下垂体腫瘍が発覚、20年前に下垂体腫瘍の手術を行ったものの、成長ホルモンの過剰な分泌が止まらず、身長の増加が止まらなくなった。1999年に再び手術を受けたところ、2.38メートルの身長がわずかに縮まり、2.36メートルとなった。しかし、さらなる治療が必要で、上海の総合病院、瑞金医院に入院治療をうけることになった。 

 検査によれば、体内にまだ2ミリから3ミリ程度の腫瘍が残っており、ホルモンのレベルもまだ高いことが分かった。その結果、内臓の成長がまだ止まっておらず、心臓の負荷が増加して危険な状態であることが判明した。さらに、糖尿病や骨粗しょう症、高血圧、心臓肥大、栄養不良などの併発症も確認された。 

  この患者の場合、下垂体腫瘍の中でも成長ホルモン産生腫瘍に属する。主治医である寧光教授によれば、彼女のような患者の発病率は100万分の1程度で、現在のところ遺伝的要素があるのかまだ証明されていないという。この症例では思春期のときに発病し、急に食欲が急増し、手足の巨大化が始まったという。15歳のときにはバスケットボール選手として選ばれかけたが、病気が発覚し、現在は家で静養しているという。

 生活が困難な姚徳芬さんのために、10万元程度になると思われる治療費は、英国のテレビ番組DISCOVERYチャンネルからや、瑞金医院の医療関係者の寄付によって援助されることになっている。
  

出典:東方早報 2006年5月19日 
担当:岸田 賢治


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