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▼中国最新情報

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3年以内に臨床で使う輸血はすべて無償献血の血液に 

 2月6日に衛生部が始めて全国の病院で無償献血の血液が使われている状況を公表した。その結果輸血全体の7割で無償献血の血液が使われていることが明らかになった。
 1998年の段階では、全国で無償献血が病院で使われている割合が22%に過ぎなかったが、2004年には91.3%に増加している。とくに街角などで行われているボランテイアの無償献血が輸血に使われる割合は、1998年の5.47%から2004年の71.5%まで上昇している。衛生部では、この3年以内に全国でボランテイアによる無償献血の割合を80%以上にまで高め、さらに無償献血の割合を100%にまでもっていきたい計画だ。
 ただ、同時に衛生部は中国国内における輸血用血液の安全性について、問題が多いことを指摘している。一部地区では無償献血の制度が遅れており、さらに地方政府が目標を定めて半ば強制的に献血を行っている地区もある。また他地区から輸血用血液を調達している現象もまだまだ見られている。特に、祭日や連休になると、血液の供給が不足する事態も少なくなく、大きな手術が行うことが出来ない事態も発生している。
 今後、中国衛生部ではキャンペーンを広めていき、無償献血が全国で行われるように指導を行っていく方針。 

出典:新華社 2005年2月6日 
担当:岸田 憲次


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