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中国、少なくないB型肝炎患者への蔑視 

 現在、中国には3000万人のB型肝炎患者がいるといわれている。そのためB型肝炎患者にとっては、就職や結婚に対してストレスを感じている人が少なくなく、また実際に差別を受けている人が少なくない。
 中華医学会では、このほどはじめて中国のB型肝炎患者の生存と治療に関しての調査報告を行った。1月20日の『新京報』の報道によれば、今回の調査は2004年10月~11月まで中華医学会によって北京、上海、広州、成都、武漢、瀋陽の6つの都市の大病院に通院している425人のB型肝炎患者と面談形式で調査が行われた。 
 この調査によれば、60%の患者が自分がB型肝炎であることが発覚してから、生活が大きく変わったという回答を得た。そのうち59%の患者が親子関係で、61%の患者が夫婦関係で大きな影響が発生し、家庭の中で肩身の狭い思いをしていると回答した。
 また、多くのB型肝炎患者は、心理的なプレッシャーを感じているとし、40%の患者が周囲の人が自分に対して冷淡になったとし、48%の患者がB型肝炎であることが分かった後、仕事を休むことが多くなったとしている。さらに52%の患者が、B型肝炎であるために就職や勉強するためのチャンスを失ったと答えた。B型肝炎が理由で離婚になったり、恋人と別れてしまったというケースが中国ではまだまだ少なくない。 

出典:新華社北京  2004年1月20日 
担当:岸田 憲次


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