中医学の東洋学術出版社：中国最新情報

　青海省衛生廳では、27日にペストが発生したことを発表した。すでに19例が確認され、8人が死亡、11人が治癒した。
　10月4日から9日にかけて、青海省烏蘭県、嚢謙県などの複数の村で患者が発生し、現地での実地調査と実験の結果、19例のチフス患者が確認された。患者の多くは遊牧民であるが、食用としているマーモットなどの小動物か、獲物が原因と見られている一方で、嚢謙県に関しては現在原因調査中。すでに中国国務院、衛生部が対策に乗り出しており、またマーモットの市場での取引についても監視を始めた。
　その後の観察で、これら患者に密接に接触した人々の健康状態には異常は見られず、すでに多くの県でも隔離封鎖の処置を解除している。嚢謙県に関しても、まもなく解除される見込み。　

出典：青年報　2004年10月28日　
担当：山之内　淳