中医学の東洋学術出版社：中国最新情報

　10月8日、全国的に有名な広州の名中医、中国国家973プロジェクトの主席科学者である鄧鉄涛教授が、90歳を迎えられ、親しい人たちを集めた祝賀会が開催された。

　この中で、2006年10月から開始される「100歳プロジェクト」に関して、「上工治未病」の中医学の思想のもと、中医学養生の考え方を広く広めることを表明した。

　この中で、この「100歳プロジェクト」では、まず「仁心仁術」をモットーに、医療関係者に対して更なる啓蒙を行っていくほか、「上工治未病」では、優れた医療技術でもって、体を調節し、病気を予防するという中医学的思想を実践していく。また、「上工治未病」と西洋医学の亜健康との違いも強調した。

　その前提として、鄧鉄涛教授もますます健康に留意して、医療の第一線で活躍すると宣言し、中医学の発展に尽力を尽くすとしている。

　また、鄧鉄涛教授は、広東省を中医学に強い省にするとし、またある製薬会社の顧問として、肝臓病に効果がある薬物の開発を行うなど、まだまだ精力的に活躍される。　

出典：中国中医薬報　
担当：岸田　賢治