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お酒を飲んで、すぐにお茶を飲まないように 

 お茶をよく飲む中国では、人々の生活に欠かせない。食事のときも、まずはお茶で一服ということも多い。しかし、お酒を飲んだあとに、すぐお茶を飲むことは避けたほうがよさそうだ。
 実は、李時珍の『本草綱目』にもお酒を飲んだ後の、お茶の有害性を書いた部分がある。「お酒を飲んだあとにお茶をのむと、腎を傷つけ、腰腿が墜重し、膀胱が冷痛する。さらに、痰飲水腫を患う。」特に、濃いお茶に関しては、飲まないほうがよい。
 西洋医学的にも、このことがまったく根拠が無いわけでもない。西洋医学の腎と中医学の腎は概念が異なるが、以下は西洋医学の腎の場合で、アルコールを摂取すると、肝臓で分解される。しかしお茶に含まれている成分のひとつであるテオフィリンによって、肝臓でアルコールが完全に分解されるまでに、腎臓にいってしまう。分解されなかったアルコールは腎臓にとって有害で、さまざまな症状をひきおこす。
 李時珍の明の時代にも、すでに注意を促しているところからも、お酒を摂取したあとすぐに、お茶を飲むのは控えたほうがよさそうだ。
  

出典:北京青年報2004年4月8日 
担当:山之内淳


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