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養生学のドキュメンタリー番組の撮影が始まる 

 中医学とも密接にかかわりのある道教の教えから、養生訓など養生に関する実践と知識を紹介する20回にわたるドキュメンタリー番組《中華養生秘伝》の撮影が丹霞山で始まった。2005年度中には公開される見込み。
 このドキュメンタリー番組の中心となっているのは、86歳の道士朱鶴亭老人で、道教では玄鶴子とよぶ。山東青島出身で、父親も道士で幼いころから道教の教えに親しんだ。四書五経に慣れ親しみ、武術や気功、道教の養生学、鍼灸、食療、中薬学などの研究を行ってきた。
 養生学の研究者として、自身の飲食にも十分に注意を払っているという。まず、朝食と夕食は7分程度、昼食は8分程度に抑え、朝食に関しては五行説にのっとって五豆粥、中食は麺関係、夕食には粥を食するが、中には黒木耳、紅棗、ほうれん草、にんじんなどをふんだんに用いて、臓腑を潤す。そしてどんなことがあってもイライラしたり、怒ったりせず、精神を安定させることが、養生の秘訣であるとしている。
 丹霞山では、朱鶴亭氏が実際に道家の養生の技法を披露し、功法・拳法・書道・剣法なども演舞する。さらに山の美しい景色が、中医学の陰陽合一の道家の精神に合致するとしている。番組を通して、中国の文化を広く伝えたいとしている。 

出典:羊城晩報 2005年5月9日 
担当:山之内 淳


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