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菖蒲に香袋、6月11日は旧暦の5月5日端午の節句 

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 今年は6月11日が旧暦の5月5日に当たるため、中国では端午の節句を迎える。日本では新暦の5月5日を端午の節句とするが、韓国や中国では旧暦を端午の節句としている。粽を食べる習慣などは中国に今でも根強く残っていて、「粽子節」とも呼ばれている。粽といっても、いわゆる中華粽で、日本の粽とは根本的に違うものだ。
 粽のほかに今でも残っているのが菖蒲や艾を門に飾って厄除けを行う習慣だ。そのため、花屋では菖蒲や艾の売り上げが急増する。一部では売り切れの花屋も上海では続出した。
 そして、この時期は中医学的には「五毒がすべてそろうために、病気になりやすい。」と昔から言われているため、中薬(生薬)をいれた香袋をぶら下げる。一般的には蒼朮、白芷、菖蒲、雄黄、氷片などが使われるが、中薬店によってはそれぞれ創意工夫をした香袋を作る。袋にもいろいろと造形がなされていて、デザインなどが興味深い。いずれにしろ中医学と切り離すことができないのが端午の節句といえそうだ。
 

出典:新聞晩報 2005年6月11日
  担当:山之内 淳

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