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アメリカFDAに初めて認可された植物系複合製剤

 2006年、お茶のカテキン抽出物であるポリフェノン(Polyphenon)Eの軟膏に、アメリカFDAから販売認可がおりている。開発したのはドイツの企業で、主に外性器疣贅や肛門周囲疣贅など性病治療に使われる。この軟膏には10~20種類の有効成分が含まれていると言われており、植物系の医薬品としてはFDAの認可を受けるのは初めて。
 これまで、アメリカFDAは、植物を原料にした薬に対しても、新薬同様に、どの成分が効能を示しているのか明確にしなければならず、その証明が困難を極めていた。そのため、アメリカ市場での中薬などの植物系の薬は、スーパーなどで健康食品として売られているにすぎなかった。また、植物薬が中心の中医薬はFDAの認可を取得するのが難しいとされ、海外での販売拡大の大きな障壁となっていた。

 ところが、最近FDAの考え方に変化がみられ、一部複合方剤に関しても申請を受け付ける部門が作られた。さらに、植物薬学の専門家も加わり、これまでに250種類の植物薬の臨床試験を批准するようになった。これら研究が進めば、生薬がFDAの認可を受ける可能性も高まる。今回のポリフェノン(Polyphenon)E軟膏のFDA認可は、そういった意味で、非常に大きな意味がある。

 アメリカでは最近も『植物薬研究指南』を制定し、これまでの化学薬品の基準とは別に、新たに中医薬を審査するための基準を設け、複合混合製剤を治療薬として使う動きが出始めている。(2007年8月記 中国中医薬報 岸田賢治)

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