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2006年~2007年に標準化された11項目の中医学疾患治療ガイドライン

 2008年1月13日に行われた中華中医薬学会で、2006~2007年度に行われた「標準化」プロジェクトにおける最終の審議が行われ、この中で11項目の疾患に関して、専門家の同意が得られ、中医学治療におけるガイドラインとなった。
 今回、最終審議の上で合意に至った標準化ガイドラインは、以下の11項目。
1. 中医体質分類判定標準
2. 中医小児科でよく見受けられる疾患の治療指南(小児泄瀉・流行性耳下腺炎)
3. 中医婦人科でよく見受けられる疾患の治療指南(痛経)
4. 中医婦人科でよく見受けられる疾患の治療指南(更年期障害)
5. 中医によるエイズ診断基準・治療指南・治療評価基準
6. 中医感染病治療指南(日本脳炎・流行性出血熱・デング熱)
7. 中医肛門科でよく見受けられる疾患の治療指南(痔・裂肛)
8. 中医リウマチ治療指南(慢性関節リウマチ)
9. 中医末梢血管病診療指南(閉塞性血栓血管炎)
10. 中医皮膚科でよく見受けられる疾患の治療指南(湿疹・乾癬)
11. 中医腫瘤でよく見受けられる疾患の治療指南

この日の会合では、中国国家中医薬管理局の担当者が、標準化についてのプロセス・技術的要求など具体的な要望を出し、これまで3年間にわたる成果をまとめた。また、標準化作業は今後も引き続き行われ、中医用語や医療技術操作・治療指南など236項目に関しても制定作業が行われ、これまでの成果として、「糖尿病の中医学による治療と予防指南」など3つの項目が成し遂げられた。これら成果は、中華中医薬学会により審議され、学会から公式に発表される。(2008年2月記 中国中医薬報より 山之内 淳

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