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中華中医薬学会が鳥インフルエンザの治療ガイドラインを改定

 2005年に中国衛生部によって『鳥インフルエンザ診療ガイドライン(人禽流感诊疗方案)』が発表され、この中医学に関連する部分は、2006年12月に中国衛生部とWHOが開催した「鳥インフルエンザの予防・治療に伝統医学を役立てる国際研究討論会」で専門家たちが提唱したものを修正して使われている。
 このときの中医学ガイドラインは、鳥インフルエンザを毒邪犯肺・毒犯肺胃・毒邪壅肺・熱入営血・脱証・正虚邪恋の6つのパターンに分け、これに合わせた治療法・基本処方・加減法と常用中成薬を紹介していた。2008年2月21日~25日に行われた中華中医薬学会の研究討論会では、もともと『中医学で治療する鳥インフルエンザの専門家の意見』の中で紹介されていた病機の部分を削除し、方剤処方にあった生薬量の制限をはずし、さらに西洋医学を使う際のアドバイスや「正虚邪恋」の部分を削除した。
 今回の会議では、中日友好病院や北京地壇医院、北京中医薬大学東直門医院などの専門家が2007年12月までに発生した中国大陸での鳥インフルエンザ患者の臨床上の特徴や治療状況について討論を行った。(2008年3月記 山之内 淳 中国中医薬報より)

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