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中医薬の標準化確立に向け10年目標示す
～中医薬管理局『中医薬標準化の中長期発展計画の綱要（2011～2020年）』を発行～
中国の国家中医薬管理局は先ごろ，『中医薬標準化の中長期発展計画の綱要（2011～2020年）』を発行した。これは，中国が推し進める中医薬の標準化作業の戦略目標と重点課題を明らかにしたもので，この10年間の中医薬標準化作業の行動指針である。中医薬標準体系と中医薬標準化の支援体制を整えることを基本にしており，５項目の重点課題をあげ，各課題に応じた全36項目のプロジェクトを設定している。
５項目の重点課題は以下のとおり。
〈1〉 中医薬標準化の理論と技術の研究 |
| 〈2〉 中医薬標準体系の構築 |
| １） | 基礎：中医薬の用語・情報・技術の標準 |
| ２） | 診療技術：中医薬の診療指針・治療効果の評価・中西医結合の治療指針の標準 |
| ３） | 針灸：操作技術・針灸の治療指針・道具機器の標準 |
| ４） | 治未病：予防保健の指針・保健技術・薬膳技術・リハビリ技術の標準 |
| ５） | 中薬：種子種苗・道地薬・用薬の標準 |
| ６） | 医療サービス：医療保健施設の建設・品質と安全性・医療スタッフの管理標準 |
| ７） | 教育：学校教育・卒後教育・継続教育の管理標準 |
| ８） | 科学研究：研究施設の建設・研究スタッフ・研究プロジェクトの管理標準 |
| ９） | 民族医薬：民族医薬の用語・診療指針・技術操作の標準 |
| 〈3〉 中医薬標準化を支える体制の構築 |
| １） | 標準化組織機構の構築 |
| ２） | 標準化人材チームの構築 |
| ３） | 標準化情報プラットフォームの構築 |
| 〈4〉 中医薬標準化の応用の普及 |
| １） | 支援体制：標準化研究センター・応用推進基地・人材チーム・情報支援プラットフォームの建設 |
| 〈5〉 中医薬の国際標準化作業の推進 |
| １） | 国際標準化：発展戦略計画・ISOとWHOの国際標準研究・国際組織における標準研究・人材育成・研究センターと情報サービスのプラットフォーム建設 |
中国中医薬報［2012.12.20］
（編集部整理）
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