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▼李世珍先生の針

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「平成23年李式伝統鍼灸・日本実践検討会」が開催されました

  去る10月30日(日)10時~13時まで,「平成23年李式伝統鍼灸・日本実践検討会」が誠心堂研修室(東京都中央区)で開催された。

  「李式伝統鍼灸・日本実践検討会」は,2010年末,李式伝統鍼灸の日本での普及と技術向上を目的として発足。今回開催されたのは第1回目の検討会である。
本会は,全国で李式伝統鍼灸を実践している臨床家に参加を募り,日々の実践のなかで経験した問題を相互交流し,日本の実情にあった李式伝統鍼灸を構築することを目的としている。
  2002年7月と8月の約1カ月間,李世珍先生が来日され,東京・大阪の大小25会場で1,400名を集めて講演・講習会が催された。熱気あふれた大イベントから10年あまりが経過し,李式伝統鍼灸はどの程度日本に根づき,実践されているのか。本会の試みは,その実情を探るうえでも非常に興味深い。
  本会を中心的に運営するのは,関口善太氏・白川徳仁氏・白川織江氏で,会長代行や顧問などを担当。武藤勝俊氏が事務局長を務める。いずれも10年以上にわたって李家の鍼灸の普及活動を担ってきた面々である。
  この検討会は,李家の鍼を実践した症例を事前に提出することが参加条件(グループでの参加も可)となっているため,当日集まったメンバーは,いずれも李家の鍼を日常の臨床で活用している臨床家ばかりである。事前に4グループから10症例が提出され,それぞれの症例の論点を整理したうえで,当日の検討が活発に行われた。


  また,14時~17時まで,新たに李式伝統鍼灸の手技を取り入れたいと考えている方々向けに「李式伝統鍼灸・基本手技講習会」が開催された。李世珍先生の孫にあたる李楊氏(現在,日本の鍼灸学校で学ぶ)が基本手技の概要を解説。その後,参加者はこの鍼を実践する経験豊富な臨床家たちから,マンツーマンに近い形で実技指導を受けた。

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