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呉澤森先生に聞く「治療効果を高めるために,いかに経穴を使うか」

呉澤森先生  本誌「弁証論治トレーニング」のコメンテータとしてお馴染みの呉澤森先生がこの春,『経穴の臨床実践―40穴の徹底活用術―』(当社刊)を上梓したのに合わせて,治療効果を高めるために,どのように経穴を使えばよいかを聞いた。
 呉先生は,効果を高めるためには,単に経穴に刺鍼するだけでなく,手技が重要であると強調する。鍼灸はやはり「術」であると再認識させられる。
[聞き手/構成:編集部]


経穴を臨床で活用するために必要な知識をまとめた


 編集部:今年5月に『経穴の臨床実践』が上梓されました。まず先生がこの本をまとめようと思った経緯を聞かせてください。
 呉:日本の鍼灸学校の学生は3年間の授業のなかで経穴について学習します。しかし教科書を開くと,経穴の名称・位置・取り方・簡単な解剖組織が記載されているだけで,覚えたツボを,いつ,どこで,どのように使うかについては記されていません。中国では経穴の教育のなかでそうした内容をきちんと教わりますが,日本ではそれを学ぶ機会がほとんどありません。
 私は1988年に北里研究所東洋医学総合研究所の招きで日本に来ました。来日後,あちこちの講演会に呼ばれました。講演では必ず経穴の話をして,その経穴をどのように使うかを紹介しました。ところが,私が講演会のなかで「合谷穴は気の関である」と話したら,講演後に数人の聴講者が「気の関とはどう理解すればよいのですか?」「気はどこから現れるのですか」「合谷はどのように取るのですか?」と質問してきました。こうした質問が出てくるのは,日本の経穴の教育が先ほど述べた名称や場所を学ぶレベルでとどまっているからです。
 しかし,実際には経穴について興味をもっている人は少なくありません。経穴の知識は鍼灸臨床の基本です。漢方薬を使う先生なら生薬のことがわからなければ処方できないように,鍼灸師が経穴のことを知らなければ臨床の現場で戸惑うのも当然です。
 そんななか,私の講演会や講習会に参加する医師や鍼灸師の方々から「呉先生の臨床経験にもとづく経穴の具体的な使い方をまとめた本を作ってほしい」と求められることがたびたびありました。これがこの本をまとめた動機です。
 また私自身,35年間,鍼灸の仕事に携わってきて,長期の臨床実践のなかで,成功したこともあれば,うまくいかなかったこともあります。こうした経験を伝えることで後に続く後輩の方々の参考になればと考えました。

 編集部:この本のなかで読者に一番注目してもらいたいポイントはどんなところですか?
 呉:この本のタイトルは「経穴の臨床実践」です。ポイントは臨床実践です。教科書を含めこれまでに経穴について書かれた本はたくさん出ていますが,経穴の位置や解剖組織など,内容はほとんど類似しています。しかし本当に大事なのは,経穴を臨床でどう使うのか,どういう病気に効果が高いのかといった内容です。名前や場所を知っているだけでは経穴は使えません。まずは経穴の意味と作用をきちんと認識することが必要です。これが選穴を行う際の根拠になります。


どのようにして治療穴を選ぶのか


 編集部:適切に証を導いて,それに応じたツボを選ぶわけですが,先生はどのような思考過程でツボを選択されるのか具体的に教えてください。
 呉:ツボにはそれぞれ固有の作用・特徴があります。腎を例にお話しましょう。腎の病証は虚証だけですが,大きく陰と陽に分けられます。腎陰虚の場合は内火が生じて虚熱が現れ,腎陽虚の場合は内寒証が現れます。まず腎虚ですから,少陰腎経のツボを考えます。少陰腎経の五要穴に輸土穴の太渓穴があります。太渓穴は腎を補うツボです。もし導いた証が腎陽虚なら太渓穴を取ったうえで,さらに陽を補うことを考えます。人体は背部が陽,胸腹部が陰に属します。背部の督脈は陽経が集まる陽中の陽です。ですから督脈のなかから陽気とより密接に関係するツボを考えてゆきます。
 まず大椎穴です。手の三陽経と足の三陽経は大椎穴で交会するため,大椎穴は壮陽・温陽の力をもっています。さらに「陽気が至るところ」と書く至陽穴が第7胸椎棘突起下の陥凹部にあります。横隔膜に相当する場所で,上焦と中焦の境界にあることから,上焦と中焦の陽気が集まり,壮陽の効果があります。さらに下へ行くと命門穴があります。命門穴は第2腰椎と第3腰椎の間にあり,腎陽の代表です。この3穴を組み合わせることで全身を温めることができます。さらに少陰腎経の滎火穴である然谷穴も温腎壮火の効果があります。
 このように,まず1本の筋を決めてから,経穴の固有の作用と特徴を考えて選穴していきます。腎陰虚の場合も同じように考えて取っていきます。この経穴の作用と特徴を把握するうえで大切なのが,特殊な治療作用をもつ要穴の理解です。

 編集部:先生はツボを手で触診して,それから得た情報も参考にして選穴することがありますか?
 呉:あります。先ほど述べたように,証を導いたら,関連する経絡を考え,さらに関与していると思われるツボを望診したり触診したりして調べます。例えば心気不足なら心兪穴と膻中穴に喜按があったり,心血瘀阻なら心兪・膻中・郄門・大陵穴に圧痛がみられたりします。その他にも経穴の部位に索状や線状の結節がみられたり,逆に軟弱になっていたりすることもあります。
 あるとき,狭心症の病歴があって,胸が苦しい・締めつけられるような痛み・動悸がある・歩くとすぐに息があがるという方が来られました。そこで私はまず心の反応をみるために膀胱経の背兪穴を探りました。そうすると厥陰兪のあたりが凝っていて固まりがあり,また心兪穴にも反応がありました。その他に心包経を探りました。これは心包が心に代わって邪気と戦うため心の病では心包経に反応がよく現れるからです。探ってみると確かに内関と郄門穴に圧痛があり,固くなっていました。


圧痛点治療と中医治療との違い


 呉:このように圧痛点を探っていると,圧痛点治療と変わらないと思われるかもしれません。しかし,中医では中医学の理論にもとづいて反応をみているのであって混同してはいけません。
 経穴を学習するうえで重要なのは,理論を勉強して,導いた証に対してどういうツボを組み合わせるかを学ぶことです。それにプラスして,病気と関連しているツボを意識的に探って反応を確認したりします。そのためには,まずそれぞれの経穴がもつ固有の特徴を理解することが大切です。
 日本の場合,教育においては運動器系の病を中心に教えていきますし,卒業後に臨床で接触する患者も運動器系の病気が多いです。運動器系の病気では,筋肉・靱帯・関節,あるいは神経といった組織から生じた運動障害や痛みが多いため,当然圧痛がよく現れます。圧痛は診断においても治療においても役に立ち,もちろんそれを否定しません。しかし,臨床の実際からみれば,痛む場所に治療するだけでは不十分です。
 私も局所の治療は行います。肩こりを主訴に来院しているのに,局所に鍼を打たなければ患者も不安になるということもあります。しかし同時に,患者の脈や舌,さらに耳や爪などの状態をチェックして,患者の体質や全身状態を把握して治療を行います。いわゆる中医学の弁証治療ですが,局所治療と弁証治療の2つを一緒に行えばより良い効果が現れます。
 以前に治療した肩こりの治療についてお話します。患者は会社に入社して数年の若い女性です。入社して1年くらい経つと肩こりがひどくなって,朝起きられなくなりました。背中から肩にかけて板のように固くなって起きられず,毎朝痛みで涙がポロポロ出て泣いているということでした。整体を受けたり鍼灸治療を受けたりしましたが,一時的に症状は改善するものの,改善の時間が短く,翌日には元に戻ってしまいます。そのため同僚の紹介で当院に来ました。問診をすると,この方にはひどい月経痛のあることがわかりました。特徴はお腹が冷えて凍るような感じというものでした。痛みが激しいため,市販の鎮痛剤を服用しており,薬を飲むと痛みは緩和するので,毎月服用しています。そして月経が来る前に毎月肩こりがひどくなるということです。つまりこれは寒証です。
 そこで,私は局所を治療するだけでなく寒証に対しても治療することにしました。全身と局所の両方をミックスした弁証治療です。壮陽・温熱のツボを取りながら,お灸を中心に行いました。灸頭鍼にプラスして箱灸です。そうすると,体がホカホカとしてきて,温かい感じがあり,朝起きるときのつらさもなくなりました。その後,調子が良くなったので,もう1回お灸の治療を受けたいと言ってやって来ました。それからまた月経の直前にやって来たので治療を行い,関元穴のところに箱灸をおきました。その日の夜,翌朝も調子が良く,昼頃にトイレへ行くと痛みもなく月経が来ました。本人は肩こりも月経痛も治って驚きの声をあげました。
 鍼灸治療において,局所の治療は必要ですが,それだけでは不十分です。局所の治療にプラスして弁証論治の治療を行えば,より良い効果をあげることが可能です。


鍼の響きについて


 編集部:次に手技についてお話をうかがいたいのですが,本書のなかでも「鍼の響き」の話がたくさん出てきます。中医鍼灸において鍼の響きは不可欠の要素でしょうか?
 呉:そうです。私の父も鍼灸をやっていたのですが,鍼の響きは,私がまだ小学生の頃に父から教わりました。
 中国では,鍼灸師は鍼の響きを大切にしています。中国の臨床現場では,鍼灸師が患者に向かって「今はどうですか? 効いていますか?」と尋ね,患者が「まだです」とか「あー来た,来た」と応えるのをよく耳にします。つまり中国では,鍼の響きは施術者だけでなく患者の感覚も含めたものです。この点が日本とはまったく異なります。日本では響きを起こさせたくないと考えていることが多いです。鍼灸は基本的に刺激治療です。刺激を受けると体は必ず反応します。鍼灸の場合,この反応は鍼の響きです。鍼の響きは痛みを含んでおり,重痛い感じ,だるい感じ,あるいはピリピリとするなどさまざまな感覚があります。ですから鍼の響きはたんなる痛みとは異なった感覚です。
 私は響きを追求しているので,鍼の治療では必ず響かせます。実際の治療では事前に響きの感覚を患者に説明しておくことが大切です。例えば,患者がイメージしやすいよう,「スポーツをしたときの怪我の痛みと,鍼で感じる感覚とは違いますよ」と言ったりします。もしこうした説明がなければ,患者自身が響きの感覚と痛みとを比べられず,鍼の響きがどんなものなのか認識できないため,必要以上に鍼を恐れてしまうことになりかねません。

 編集部:中国でも無痛鍼灸ということがありますが,先ほどの先生の話からいうと無痛鍼灸はあり得ないですね。
 呉:そうではありません。刺鍼時に起こる痛みの可能性として,最も高いのが切皮痛です。鍼灸師にとって切皮は大きな試練です。いったん切皮を失敗すれば治療はそこで終わってしまいます。ですから,中国でもいろいろな人が発想したさまざまな切皮法があります。最大限に痛みが起こらないようにして,切皮の段階を上手くこなせば,次の刺入は順調に行えます。ですから,無痛鍼灸のほとんどは切皮の問題を解決することにあります。


導気法について


 編集部:切皮し,鍼を刺入した後,次に得気の段階があります。本書を読むと,先生は得気のために導気法(※編集部注)を行っている記述がたくさん出てきます。こうした手法をどういった局面で使うのか,教えていただけますか?
 呉:私は歴代の鍼灸の手技を自ら勉強して,さらに実践で応用して,この手技がどのように応用できるのか,どのような効果が出るのかについて確認してきました。
 鍼灸の治療は中薬治療より複雑です。中薬の場合,治療の効果は自身の勉強の深さや知識レベルと比例します。身につけた知識に応じて弁証が行え,処方することができます。ところが鍼灸の場合は,同じように知識を身につけ,証を導き,治療穴を選び出せても,最後は自分の手で刺鍼操作しなければなりません。この部分が複雑です。例えば鍼についていえば,中医学の刺鍼操作と日本の鍼灸の刺鍼操作とではまったく違います。日本の鍼灸教育では①切皮,②刺入,③抜鍼が基本で,1本の鍼を刺し入れて抜くというふうに簡単化されています。しかし中医学の歴史を調べると,確かに『素問』『霊枢』の時代には,このような簡単なやり方しかありませんでしたが,その後の歴代の医家は臨床実践のなかで,さまざまな手技を創意工夫して作り出してきました。ただ1本の鍼を刺すだけでなく,例えば揺法とか震顫法といった方法を編み出してきました。もちろん,こうした手技が実用性のない形式的なものなら意味はありません。
 ただ,私も含め大勢の鍼灸師や研究者が古代のさまざまな手技を臨床で実践してきました。こうした手技のうち,私がこの本のなかで繰り返し述べた1つが導気法であり,もう1つは刮法です。私がこの2つの手技を取り入れているのは,操作しやすいうえ,日本の患者が受け入れやすいソフトな刺激であるからです。手技には刺激の強いものもあれば弱いものもあります。私は,響きは絶対に必要と考えていますが,日本の患者さんの場合,強い刺激はあまり受け入れられません。ですから,臨床でいろいろとやっていくうちに響きがあって,ソフトで柔らかく,かつ有効な方法として,この2つの刺激法を選びました。

 編集部:本のなかでも「ジワー,ジワーと広がる」といった表現がよく出てきますけれども,感覚的には優しくジワーと広がるような感じでしょうか?
 呉:そうです,そのような感覚です。

 編集部:この感覚は患者が感じる感覚ですね?
 呉:そうです。この手技は得気したうえで行う催気法です。手技をしているうちに,経気が経絡に沿って流れていきます。

 編集部:もちろん学校教育を通してある程度習ったものと思いますが,先生の手技は大学院の頃に就いた金舒白(※編集部注)先生から習ったものですか?
 呉:導気法は金先生が非常に大切にしていた手技です。私たちに何度も強調しました。例えばこんなことがありました。私の研究テーマはバセドウ病の三大徴候の1つ,内分泌性の突眼症で,重要穴として上天柱穴を研究したのですが,このツボに導気法を行って鍼の響きを起こすと,眼の症状と眼球突出度を改善することが明らかになりました。このとき,導気法が鍼の効果を高めたのですが,金先生の行う導気法は非常に丁寧で上手でした。


刮法1  刮法2
刮法 爪を上下に動かして,鍼柄を摩擦する。得気を促したり強めたりする。


補瀉手技について


 編集部:中医鍼灸では補瀉が重要で,さまざまな手技がありますが,先生はどのような手技をなさっていますか?
 呉:私がよく使うのは捻転補瀉法です。一般に拇指を前に出すとか後ろに引くといいますが,私はそれだけでなく,捻転の幅・回数・速度を基準として考えています。大きな幅で,強く,速くするのが瀉法です。逆に小さな幅で,刺激量を軽くするのが補法です。現在,歴代のさまざまな手技が残っていますが,私はどんな手技であっても,とにかくリズム・スピード・強さ,それから円滑な操作が大事だと考えています。これが治療の効果を左右する決定的な要素になります。逆にいうと,スピードの乱れがある・幅が一定しない・リズムがなくて乱暴な刺し方だと,いい響きがないだけでなく,患者さんがその治療を受け入れることも困難になってしまいます。私たちの勉強会でも,基本的な練習は毎回実施しています。綿球や紙の包みなどを使って練習を続ければ,指の力がついてきて,指の動きも円滑になり,柔軟性が出てきます。

 編集部:中国の学校でも手技の基本的なことは学ぶのでしょうが,実際には臨床に出て,就いた先生に学ぶことが多いのですか?
 呉:そうですね,実際には学校の教育だけでは限界があります。基本的なことは教わりますが,手技の場合は練習も必要ですし,臨床に入ってから再度勉強することも必要になります。そして臨床の現場で先生や先輩たちからいろいろと教わっていくことで,さらに手技が充実していきます。

 編集部:ところで,現在,先生が使っている鍼は中国鍼ですか?
 呉:日本に来た当初はすべて中国鍼でした。しかし現在では特に患者さんから希望があれば中国鍼も使いますが,ほとんどが和鍼です。

 編集部:鍼の太さはいかがですか?
 呉:私が使う中国鍼は30番,32番と細いですが,それでも受け入れられにくいです。和鍼は3番を使っています。刮法を行うのはちょっと無理ですが,導気法は和鍼でも練習すれば中国鍼と同じような響きを出すことができます。

 編集部:刮法ができないというのは,鍼柄の形状の問題ですか?
 呉:はい。鍼柄が螺旋状になっていないので擦れないためです。ですから,和鍼では代わりに振顫法を行います。

 編集部:道具は和鍼を使っても,中医鍼灸をきちんと実践できるということですね。
 呉:そうです。無理なことはせず,環境に合ったものを最大限に努力して行うことが大切です。中医学の本質は捨てずに守りながら,同じ効果があればなんでも構わないという考えです。

 編集部:先生は日本に来られて20年以上経ちますが,日本での実践経験を通して,環境に合わせて中国でやっていたときとはずいぶんとやり方が変わってきた面があるということですね。
 呉:そうですね。先ほどの鍼のことも1つですが,中医学の弁証論治は一定不変のものではありません。証の違いや変化に応じて,治療の方針や施術内容も臨機応変に変化するものです。

 編集部:最後に読者に向かってメッセージをお願いします。
 呉:この本が中医学の普及のため,鍼灸の普及のために役立てば嬉しいですし,これまで中医鍼灸を勉強あるいは実践するなかで,足りない部分があって,それをこの本で埋めることができれば嬉しいです。日本の鍼灸では中医は少数派ですから,この本を通してより多くの人が中医学に関心をもち,経穴でも手技でも,さらに深く学び修練してほしいと思います。将来は皆さんの努力によって,必ず大きな実がなると信じています。

 編集部:ありがとうございました。

(取材:2014年4月23日東京都内,文責:編集部)


編集部注
導気法:得気後の刺鍼手法には,催気法と調気法の2種類の手技がある。催気法の代表的な手技が導気法である。『霊枢』五乱篇に「徐に入れ徐に出す,これを気を導くと謂う。補瀉に形なく,これを精を同じくすると謂う。これ有余不足に非ざるなり,乱気の相逆するなり」と記されている手技。つまり①病気の有余・不足がはっきりしない場合,②現段階で病気が虚か実か確定できない場合,③刺鍼後に得気感が不明な場合,④刺鍼後に得気感をより速く上手に経穴から病巣に伝えたい場合に導気法を用いるとよい。(『経穴の臨床実践』より)
金舒白:1911~91年。女性,上海出身。もと上海市鍼灸経絡研究所研究員,全国鍼灸博士研究生指導教官。代々伝わる中医家系の出身で,鍼灸に長じ,精神病・甲状腺疾患などの鍼灸治療に造詣が深い。著書に『鍼灸治療精神病』がある。


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