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【訃報】王洪図先生が逝去されました

中国における『黄帝内経』研究の第一人者である王洪図先生(北京中医薬大学教授)が,6月6日病のため逝去されました。享年72。

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 王洪図先生は,『黄帝内経』の教育と研究にたずさわり,『素問』『霊枢』に精通,「内経学」を中医学の学科のひとつとすることをはじめて提唱されました。その主編をつとめた『黄帝内経研究大成』は,国家図書奨などを獲得し,『黄帝内経』研究の指標とされるなど,高い評価を得ています。また,中医基礎理論と臨床実践の融合を重視し,「脾胃伝輸は五臓蔵神の鍵である」という新説を打ち出されました。博士生や修士生など多くの中医人材を育てるとともに,日本・韓国・台湾などから幾度も招請を受けるなど,『黄帝内経』理論の継承と発展に大きく貢献された先生でした。
 当社発行の『現代語訳◎黄帝内経素問』(石田秀実訳)の底本として,『黄帝内経訳釈』を推薦してくださったのが王洪図先生でした。現在,王洪図先生の著書・新世紀全国高等中医薬院校規画教材『内経学』(中国中医薬出版社)を,明治国際医療大学の斉藤宗則先生が翻訳中,当社より出版の予定です。先生のご冥福をお祈りいたします。
●王洪図教授のプロフィール  1937年生まれ。北京中医学院(現北京中医薬大学)卒業後,学院に残り中医系副主任・内経教研室主任・国家中医薬管理局内経重点学科指導者・北京中医薬大学学位委員を歴任。「全国優秀教師」「北京市先進工作者」「全国師徳先進個人」などの称号を授与される。国務院の特別手当を受け,第三期全国老中医薬専家学術経験継承工作指導教師をつとめた。
2009年6月10日

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